うつ病物語 その4「重苦しい日々」

うつ病物語

一体何が辛いのか?

途切れ途切れの睡眠は、言うまでもなく眠りの質が悪いので、昼間は疲労感が抜けず、夕方にはぐったりした気分になった。何より、朝の目覚めは最悪で、まるでこれから牢獄や強制収容所にでも行くような表情のまま、身支度を済ませて家を出る毎日になってしまった。

いや、これまで25年も勤務してきた職場である。辛い時期や滅茶苦茶忙しい時は当然あったし、そういう時には死んだような顔をして出勤していたはずである。今回がこれまでと違うのは何なのだろうか?

それは、期限、到達点である。

仕事の達成感とは

あれが終われば、あの案件が通れば、繁忙期を終えれば…。
ゴールが見えていれば、ゴールを自分で設定できれば、またそれらをコントロール出来る状態が維持出来ていれば、牢獄や強制収容所に行く表情には決してならない。会社人とはそういうものである。

この時の私の状況は、自分の仕事は全て役員Aの詳細なチェックによりダメ出しをくらい、振り出しに戻されることを何度も繰り返されていたため、ゴールも到達点も、中間ポイント通過の喜びもない状態が数か月に渡って続いていた。勿論、私の能力不足、進め方の不備に起因する部分も多々あったが、非常につらい毎日だった。

スケジュールの遅れにより、他の案件が二重三重に重なり、追い込まれた上に睡眠障害の頭では、満足に仕事を捌き切ることは出来なかった。無理やり休んだ日にも仕事のことが頭から離れず、急に深刻な表情になっている私を見て、妻が大丈夫?と心配そうに声を掛けるような日々が常態化した。

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