うつ病物語 その5「真っ直ぐ出勤できない」

うつ病物語

真っ直ぐ出勤できない?

睡眠障害の次に現れた異常は、真っ直ぐ出勤出来なくなったことだ。

私は、自宅からのマイカー通勤で、会社まではおよそ30分かかる。私が勤めている会社は始業が8時と早いのだが、製造業のため、工場の担当者は更に1時間から2時間早くに出社している。管理部門といっても管理職ともなれば不測の事態など色々なことがあるので、7時頃には会社に着くようにしていた。

仕事に追い込まれている私は、少し早く出社して幾らかでも仕事を進めようと考え、6時30分に会社に着くよう、6時に家を出るのが日課になっていたが、途中、公園のような駐車スペースに車を寄せ、停車をしてしまうのだ。

停車をしてどうなるものでもない。「ああ、今日も行きたくないなあ…」と5分から10分、無駄な抵抗をするのである。一体何に対しての抵抗なのだろう?こんなことをしていても、全く意味がないことは自分でも分かっていたが、どうしてもこの行動を止めることが出来なかった。

そして喫煙再開へ

そしてそのうち、タバコに手を出すようになった。タバコは結婚する前まで15年ほど吸っていたが、妻がタバコアレルギーのため禁煙し、10年以上経っていた。何でもいいから気分が紛れるものが欲しかった私の脳裏に、昔、美味く感じていたタバコの記憶が蘇る。一度、喫煙習慣が出来た者は、脳の中にニコチン受容体が出来るため、何十年禁煙していても、直ぐに復活することが可能だと何かに書いてあった。

よりによってタバコかよと自分でも思ったが、何か逃避するものを無意識に探した結果が、タバコの復活だった。

 

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