うつ病物語 その154「復職以来、久し振りの管理職会議で腹が立つ!」

うつ病物語

貴重だった業務軽減期間

職場復帰以降、私は、それまで管理職が出席しなければならなかった会議の大部分に欠席していた。異動先である工場の要員不足で抜けにくい状況だということと、今の上司である工場長の配慮なのかと思っていたが、どうやら、役員側の指示によるものだったことが段々と分かってきた。

これは会長や社長の考えなのか、それとも私のうつ病の根源である役員Aの考えなのかまでは不明だが、どちらにしても、5ヶ月のうつ病休職から職場復帰した私としては、とても気楽で貴重な期間だった。だが、ちょっと申し訳ないというか、情けないような気持ちも同時に持っていた。

復帰から10ヵ月が経過した2019年4月、四半期毎に行われる、全役員と全管理職が出席する大きな会議の連絡が届いた。

私「工場長、今回は私どうしたらいいですかね?」

工場長「何も言ってきてないから欠席でいいんじゃないか?分かんないけど。」

正直、どっちでもいいな、と思っていた。そろそろ頃合いだとも思うし…、などと考えていると、直ぐに上司Bから連絡が来て「出席しなさい」とのことだった。

そして久し振りの役員管理職会議…

この全体会議に出席するのは本当に久し振り、正確には1年半振りになる。私が休職している間に管理職になった2名が増えている他は、私が司会をしていた時と進行も中身も、大体一緒で特に違和感は無かった。

議事は滞りなく進み、最後の役員コメントのところに来た。そして役員Aの順番になった。私は、久し振りに会議の場での役員Aを見て、どんな感じに話すんだろうかと注目した。

相変わらず偉そうな役員Aは、上から目線を隠そうともせずに、管理職として様々な階層の従業員達とコミュニケーションを取れとか、色々と弁を振るっていた。役員Aだけでなく、彼ら経営者達は、あくまで上層から降りることはせずに、管理職を通じて会社を、そして従業員の全てをコントロールしたいようだ。

言っていることは正論に聞こえるが、この会社の規模と実態にはそぐわない大企業の理屈だった。しかも、役員Aがパワハラ気質であることは、私の一件もあって既に周知の事実なのに、役員Aは、全く何の反省もない様子だった。

私からすると「それをアンタが言うなよ」という気持ちであり、長々と続く役員Aの喋りを聴いているうちに、何だか無性に腹が立ってきた。

しかし、この”腹が立つ”という感情は、久しく忘れていた心の動きだった。うつ病真っ最中の低迷期、また回復して職場復帰をした頃は、私をうつ病に追い込んだ相手に対し、怒りを覚えたり、腹を立てるということをあまり感じなかった。

当時、妻は役員Aに対して相当怒っていたが、私は、あらゆる気力や熱意が枯渇している状態で、怒ったり腹が立ったりする元気も無かったのだった。

 

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