【北海道の袋麺】マルちゃん「ダブルラーメン」への愛
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北海道を代表する袋麺「マルちゃん」の「ダブルラーメン」

私はダブルラーメンが大好き。

休みで家に居て、私一人か妻と二人で昼飯の場合はダブルラーメンが先ず候補に挙がる。私はインスタント麺全般を愛しているけども、カップ麺より食べる回数は少なくても袋麺の方が好きで、特にダブルラーメンへの愛着はひと際深い。

ダブルラーメンは「マルちゃん」のニコニコマークが全面に広がるレトロなパッケージ。

味のバリエーションは三種類あるが、「醤油」ではなく「しょうゆ」、「味噌」でなく「みそ」、「塩」でなく「しお」、と、ひらがな表記であることも自身のキャラを分かっていて好感度高し。

常に優しく、道産子を包み込むような母性がダブルラーメンにはあるのだ。 

昔はパッケージに「北京風二人前、3分で出前」という妙にそそられる記載があり、北京風って何なんだろう、と幼心に思っていた。

現在は「おいしさ2人前…3分で出来上がり」という記載。無難なものに変わってしまい、ちょっと味気ない。

昭和の頃は「ラーメン=中華」のイメージが強く、「北京風」という洒落を利かせたのだと思う。

ラーメン丼の絵柄も「ドラゴン」が描かれているのが普通だった。今はすっかり日本の料理になったということなのだろう。

味は3種類あるが、その味に大差は無いw 

実はこのダブルラーメン、しょうゆ、みそ、しおのどれを食べても、その味に大きな差異はない。

重要なのでもう一度言う。味に大きな差異はないww 

あっと、誤解してもらっては困るので念を押すが、どの味を選んでも美味しい。これは間違いない。ただ、大きな違いはないww

3種類の味に大きな差異が無いなんて致命的欠点に思われるかもしれないが、実はダブルラーメンはどの味を選んでも、大して醤油っぽくも、味噌っぽくも、塩っぽくもないのだ。

もちろん違いはあるけど、各味の主張は非常に控えめ。ただし「ダブルラーメン」だということは、どの味を食べても一口で分かる。

ただただ、ダブルラーメン。 

北海道には、「札幌ラーメン」という味噌味ラーメンの元祖があるし、ご当地ラーメンとしても、旭川と釧路は醤油、函館は塩と、とんこつ以外の味は全て揃っている。

しかし、北海道のソウルフード、道民が愛するインスタント袋麺であるダブルラーメンに関しては、良くも悪くも、ダブルラーメンの味でしかないのだ。

ダブルラーメン「しょうゆ」「みそ」「しお」最強の味とは?

ダブルラーメンは1964年(昭和39年)に「しょうゆ」が発売され、1975年に「みそ」、1998年に「しお」が加わった。

こういう場合は当然、「しょうゆ」が盤石の強さで圧倒的人気があり、また一番美味しいのが普通。私も長い間、「しょうゆ」を愛用してきたし、ずっと長いことそう思ってきた。

しかし、その後「みそ」に鞍替えし、現在に至っている。

先に書いたように、ダブルラーメンのみそ味は、みそラーメンらしさは希薄。

まず、味噌っぽくない。元祖かつ正統派味噌ラーメンである札幌ラーメン度はゼロと言っていい。

え?これ味噌なの?マジで?と言う程度なんだけど、いや、もはやこれはもう味噌ラーメンじゃないんだけど、それがなぜか美味しい。

三重県からやってきた妻も、私からダブルラーメンの「みそ」を教えられた頃は「あーこういう袋麺ねw」と笑いながら食べていたが、それから十数年が経過し、すっかり道産子と化した今では、「ダブルラーメンのみそ味は最高だね!」と言い切る状態にまでなった。

最初は微妙な反応だった息子も中学生の頃からハマりだし、今では夜中にコソコソ作って夜食にするまでになった。

「しょうゆ」 から勧めていたら、違った結果になっていたかもしれない。

私の深い深いダブルラーメン愛

もう、我が家でダブルラーメンの布教活動は必要なくなった。

自分の幼少期は母親が作ってくれて、何度食べたか分からない。父親も喜んで食べていた。そんな風に育ってきた私としては本望である。

しかも最強は「しょうゆ」ではなく「みそ」なんだよと、皆、分かってないなあ、とツウぶる一家になってしまった。 

どんな高品質袋麺であろうとも、インスタント袋麵が進化して本物のラーメンに近づけば近づくほど、愛するダブルラーメンとの距離は離れ、逆にダブルラーメンの個性、いや母性が際立つ。

どうかこの先も未来永劫、道民に愛される即席袋麺として、存在し続けてほしい。

「ダブルラーメン」は、自分が死ぬ前に食べたいものベスト10に入れている。

マルちゃん万歳!!

 

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