ルビーの指輪はメガヒット!

1980年リリース、寺尾聡4枚目のシングル。

この曲はリリース当初は然したる人気にもならなかったが、6枚目のシングルである「ルビーの指輪」が売上160万枚と爆発的に売れたため、相乗効果で火が付き、最終的には85万枚と結構な売上を叩き出した曲。

2022年の今から40年以上前の私が小学校4年生の頃、初代ファミコンすらなく、まだ公園のジャングルジムが遊びのメイン会場だったあの頃、鼻タレ小学生でもそのタイトルを知るメガヒット曲が産まれた。それが「ルビーの指輪」だった。

「SHADOW CITY」との出会い

ある日、鼻を垂らして帰ってくると、両親が珍しくレコードを買ってきたようで家庭には変な高揚感が満ちていた。意味が分からずに盛り上がっている弟を他所にレコードのタイトルを見る私。

そこには当時の超大ヒット曲「ルビーの指輪」の他にもうひとつ。「SHADOW CITY」があった。

我が家に珍しくやってきたレコードなので、しばらくはヘビーローテーションで流されたが、ある時、両親との会話の中で、どっちが好きな曲?という話題になった。

両親は、やっぱり「ルビーの指輪」かな、なんて言っていたと思うが、私は迷わずに「SHADOW CITY」と返答。ちょっと変な子だね?みたいに言われてしまった記憶がある。

この曲は、「ルビーの指輪」と世界観は近いのだが、「SHADOW CITY」の方が断然渋めで、中々本筋の歌詞に入らずに、「♪トゥトゥルトゥ~ン」と、1分以上も思わせぶりに引っ張るのが、小学校4年生の私の感性にもヒットしていた。

また、「ルビーの指輪」なんていうベタなタイトルよりも、英語の「SHADOW CITY」の方が断然カッコよく感じたのも、小学校4年生あるあるかもしれない。

当時からずっと意識したことは無かったが、私が音楽というもの、いや日本の歌謡曲、今風にいうとJ‐POPに触れて意識したのはこの曲かも知れない。

そういう意味で、非常に思い出深い曲だ。今聞くと、記憶よりもキザな感じの雰囲気で「恥ずかしい曲」ではあるが、やっぱり名曲。皆様、久し振りに是非ご一聴を!

 

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