うつ病物語 その74「休職が心身に与える効果」

うつ病物語

ウォーキングを始める

休職して45日が経った。母の手術が無事に終わったことで心労のひとつが片付き、私の意識も自分の体調回復に向けられるようになった。そこで、かねてから妻より勧められていたウォーキングを始めることにした。

長く続けることが目標なのであまり頑張らず、妻と2人で30~40分くらいを目安に、町内や、近くにある湖の遊歩道を歩いた。身体を動かすことに対してすぐ億劫がる私は、ウォーキングの効果についても懐疑的だったが、歩いてみると季節の移り変わりを肌で感じ、風が爽やかで気持ちがいいことを思い出したりと、いいことばかりであった。

休んでいる期間に随分と太ってしまったので、ダイエットにも繋がるとなお良かったのだが、今のところ体重は減ってこない。

肩から両腕の痛みが和らぐ

もう半年くらい前から、両方の二の腕の背中側から、肩にかけて、物凄いコリのような痛みに悩まされていた。背中に手を回してかゆいところを掻くことも辛かったのだが、すっと腕が回るようになっており、随分と楽になっていることに気が付いた。

本で読んだのだが、うつ病の人は、身体的症状として、首や肩のコリや腰痛を併発することが多い。これは、仕事中の異常な緊張感により身体が強張っていることが原因になっているようである。

こうして休職してリラックスした生活をしているうちに、その筋肉の緊張もほぐれ、徐々に和んできたんだと思う。こういった効果は、思い切って長い休みをとらないと得られないものであり、うつ病を患って長らく低空飛行している方は、勇気を出して長期で休む選択をするべきだと思う。

会社の状況は気がかりだが、気持ちは離れていく

休職は、身体と精神の両方に良い効果を与える。休みに入った直後は、頭の中は仕事のことばかりで、あれはどうなっただろう?こちらの件は先方に連絡しただろうか?あの業務は〇〇がやるのかな?などと気を揉むが、流石に45日も経ってくると、自然と仕事のことを考える時間はゼロに近づいてくる。

不思議と、段々仕事のことが他人事のように感じるようになるのである。会社人としては無責任のようだが、これが出てこないと、休職している意味は半減すると言ってもいい。前回の5週間の休職では、こういう意識にはならなかった。会社の最前線と繋がったままで家に居た感じである。これでは、本当の休職にはならない。

仕事は、居る人間の中で回すしかないのである。その場に居ない人間は戦力外、しかし、時折、問い合わせの電話が上司Bから来ていた。非常に苦労している様子が伝わってきて申し訳ない気持ちになったが、本社や顧問税理士の助けを借りて何とかやっているようで安心した。

自宅療養の期間は5月末に

休職に入って4回目の診察では、調子が上向いてきたことを説明し、再発を防ぐ意味で、あとどのくらいの期間を見込めばよいのか聞いてみたが、あくまでその時の調子で判断すべきであり、いつまでと先に線を引く考え方はよくないと窘められてしまった。そして、自宅療養の期間は、余裕を持って5月末までという診断書が出された。

 

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