うつ病物語 その30「妻の勇気」

うつ病物語

妻が夫の上司と面談

休職に入ってからは、3日置きくらいに妻が上司B宛に電話を入れていたが、10日ばかりが過ぎた頃、上司Aから妻に連絡があり、直接会って話をすることになった。

直接会って話をすることに関しては、私には内緒ということだったが、妻からは実は…と説明があり、私は正直気が気じゃなかったが、妻に一任して行ってもらうことにした。

夫の上司に妻が一人で会いにいくというのは、そうそう無いことであり、一体どんなことを言われるのだろう?向こうのペースで言いくるめられるのでは?といった不安で一杯だったが、妻は強い気持ちで出かけて行った。

うつ病夫を持つ妻、面談の結果

職場に近い喫茶店で、上司Aと上司Bの2人と妻は1時間30分ほど面談、夕方、帰ってきた妻から報告があった。

  1. うつ病になった原因として、会社側は業務過多だと考えていたようで、妻から、原因はパワハラであり、具体的な言動事例を説明した。
  2. 休職直前にかかえていた業務は完了しており、心配する必要はない。
  3. 職場のことや、休職していることについて気にする必要は全く無い。こちらも助けてあげられなくて申し訳なかった。〇〇(私のこと)は先が長いので、何とか環境を整えてあげたい。
  4. 回復するのに早くて3ヵ月、半年くらいはかかるのではないかと考えている。
  5. 役員Aは、自分と距離を置いた方がいいのではという考えを示している(配置換え?)。
  6. 〇〇(私のこと)は、色々なことを全部背負ってしまう性格なのが病気に繋がったのではないか。

全体として、終始気遣いに溢れた対応だったようで、最後に上司Aから「奥さんと協力してやっていきましょう」という言葉を貰ったとのことで、妻は安心した様子だった。私もホッとした。

会社との間に第三者が入るメリット

こうして、会社との間に第三者が入ることには、一呼吸置きながらお互いに冷静に考え、伝えたり判断したりできるというメリットがあり、休職しているうつ病患者にはとても良いと思う。

本人は、一見健常者に見えるが、思考回路が悲観的、感受性は敏感で耐性は脆くなっているのが普通である。職場と本人が直接話した方がいいのではないかという考えは、気持ちとしては理解出来るのだが、私はお勧めしない。

普通ではない状態の本人と直に話しても、あまり良いコミュニケーションにはならないし、下手をすると病状が悪化するだろう。

 

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