うつ病物語 その2「新米管理職の日々」

うつ病物語

新米管理職と職場の問題

私の課には管理職が私を入れて3名、課員は6名である。
中小企業の管理部門として、総務、労務、経理、財務、システム管理、その他もろもろを担当している。

頭数は揃っているのだが、新米管理職である私が40歳前半、次長職である上司Aともうひとりの課長である上司Bは10歳以上も年上な一方、課員は皆20歳台と、中間の課長代理や主任・係長クラスを担うところがすっぽり抜けており、業務分掌や人材育成に問題を抱えていた。

仕事をおろせない

ついこの間までは、私が課長代理としてその間を埋めていたのだが、課長になってしまい、また課員はキャリアが浅いため、私の代わりに中間を埋めるには色々と無理があった。管理職になると、マネジメント業務の割合が増える代わりに、実務は課員に下げていくのが普通なのだが、私の場合は、仕事を下す先が無かったため、殆ど抱えたままで管理職の役割が増える形になってしまった。

また、上司Aは総務と労務を統括していたが、経理や税務、システム系は範疇に無く、上司Bは、管理部門に来てから日が浅いため、色々なところでフォローが必要でもあった。

こりゃ大変なことになったぞ、と徐々に実感し始める私。
家に帰る時間はだんだん遅くなり、休日も会社に向かうようになった。仕事に費やす時間は大きく増えたのだが、ノウハウを持っていない仕事、どうすればいいのか分からない仕事に対しては、時間をかければいいというものでもなく、ただいたずらに時間を消費した。

仕事が上手くいかず睡眠障害へ

私の部署を担当している役員Aからは、遅々として進まない業務や、管理職らしからぬ仕事振りに対して容赦ない叱責を受けることが多くなった。
怒る方からすれば、当然だとは思ったが、現状は理解してほしかった。しかし、何か説明をしようとすると、言い訳するなと遮られ、自身の成功体験や昔はこうだった話を織り交ぜた説教を延々と聞かされるのがパターンとなった。

しばらくすると私は、睡眠障害を自覚するようになっていた。

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