うつ病物語 その73「うつ病とブログ」

休職1ヵ月を過ぎての変化

休職に入ってからというもの、早くても9:30くらい、遅ければ昼にならないと布団から出ることが出来なかったのだが、少しずつ早くなってきて、7:30や8:00くらいに起きることが出来るようになってきた。

健康な方からすれば、馬鹿バカしくなるようなことだとは思うが、うつ病の急性期(落ち込んでいる悪い時期)は本当にいくらでも寝られる状態である。私の場合は、朝に目覚めた後、再び眠りにつき、1~2時間置きに目が覚めるような感じで昼まで…というパターンだったのだが、それに変化が出てきたのであった。

とても小さなことであったが、この変化に、妻はとても喜んでくれて、私も嬉しい気持ちになった。休職して過ごしてきた時間が無駄ではなかった、と思える事柄は凄く少ない時期であったので、余計に嬉しかったのだと思う。

休職後初めての主体的な行動「ブログ」

そして、体調を崩す前から、何となく興味があったブログ(このブログです)を始めることにした。中身については色々なことを書く雑記ブログをイメージしたが、中心としては、うつ病になってみて初めて分ることを、同じように苦しんでいる方々と共有したい、何かの役に立てば、という思いと、自分の内面を外に出す手段として、ブログという手法が自分に合っているような気がしたのである。

始めるにあたっては色々と下準備があって、難航した部分もあったが、こうして無事にスタートすることが出来た。一応の日課として、毎日更新することにしており、3/13からスタートして今のところ休みなく続けてこれている。

作文することは、学生時代は苦手であったが、社会人になってからの色々な経験、特に労働組合のリーダーを務めた時に鍛えられたことで、それなりに書けるようになり、仕事でも書く機会が増えていたことで更にマシになっていた。今では、作文というものは、どうでもいいところを校正して直されるのが腹立たしいだけで、書くこと自体は楽しいことであると思うようになっている。

目に見える範囲のリアルな世界だけでは、この閉塞感を打開できない、世の中には、自分と同じように思っている人がいるはずだ…。何かの新しい繋がり、切っ掛けを探すために、うつ病になってしまった私はブログを始めた。まだ始まったばかりだが、半年後、1年後、どうなっているのだろうか?正直、期待と諦めの気持ちが半々である。

 

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