うつ病物語 その7「うつノート」

うつ病物語

無意識に始まった「うつノート」

この頃から、私は自身の現状についてノートに記すようになった。何かの記録を残しておきたかったのかも知れないが、書かずにはいられないものでもあった。書くと、少しだけ自分の気持ちの整理が出来たのだ。

〇月〇日

どうしても前向きに仕事に取り掛かることが出来ない。今朝も早くに会社に来たのはいいが、上司Aからの急ぎの指示を済ませた後、取り掛かるべき仕事をせずに、ここ数日の状況をノートに書き出している。

月曜からの首と肩のコリ、腰痛はかなり悪い。昨晩は妻にマッサージをしてもらったが、それが切っ掛けで喧嘩になってしまった。自分の身体は自分でケアしないと、という指摘はごもっともなのだが、うつ症状には、コリや腰痛もあるようなので、そちらが心配である。

今の状態が、自分の甘えなのか、それとも半分病気なのか、自分では判断がつかない。幸いにも気遣ってくれる人が居て、その時は、これから取り戻そう、自分のペースで頑張るしかない、と思うのだが、実際に仕事に向き合おうとすると、一気にネガティブな感情に支配され、一向に手が進まなくなり、会社を辞めたらどうなるだろうとか、今、屋上から飛び降りたらどんな騒ぎになるだろうとか、早退して休めば明日は持ち直すのだろうかとか、そんなことばかり考えてしまう。

どうしたら復活できるのだろうか?

記録を残しておくことのメリット

私の場合、書くことによって気持ちの整理がついたので、急場をしのぐ頓服の作用があったように思う。もうひとつは、医者への説明や自己診断のために、当時を詳細に思い出すことが出来ることがあげられる。

こうして、徐々に悪化が進んできた「うつ症状」だが、ついに、一番分かりやすい形で表面化した。

 

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