うつ病物語 その8「心身が出社拒否」

うつ病物語

うつ症状が限界に達した朝

この日も、一時間おきに目が覚めるのを繰り返す中で、起床リミットが近づいていた。あと15分したら起きないと…、あと9分…、あと3分…、あと1分…、あ、時間だ…。いつもなら、踏ん切りをつけて起き上がるのだが、この日は違った。

起きて身支度をして会社に行き、仕事をする今日の姿を詳細に想像する。嫌だ、今日は行きたくない、仕事をしたくない…。そんな思いが体中を駆け巡り、私は布団の中にもぐって目を閉じた。入社して日が浅い若い頃のズル休みとは違う、休みたいのではなく、出社することを自身が拒否している、そんな感じだった。会社人としての責任感で、葛藤はしばらく続いたが、この日は結局、布団の中から動くことが出来なかった。

うつ症状を職場に説明

30分ほど経ち、今度は職場に連絡を入れなければいけない。一体、何と説明すればいいのだろうか?風邪や腹痛も考えたが、どうせいつかはきちんと説明しなければならないことは覚悟していた。私は上司Aと、役員Aに電話を入れた。気分が落ち込んで、とても出社することが出来ないと、たどたどしく説明した。

その後しばらくして、私のうつ状態の原因でもある役員Aから電話をもらった。何も気にせず、ゆっくり休むようにとのことだった。

 

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