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平成のモテモテ男「福山雅治」

福山雅治ってカッコいいかもしれない。いや、やっぱりカッコいいんだろうなぁ。最近、こんな風に思うようになった。

冒頭からファンには『申し訳ありません』なんだけど、私は今まで福山雅治を「いやーこの人カッコいいな!」と本気で思ったことが一度も無かった。

福山雅治といえば、現在でもなお清潔感漂うイケメンで、ギターを弾いて自作曲で大ヒットも飛ばす上、CMも俳優もこなすような超スターなのに、なぜなんだろうか…。

確かに福山雅治は幅広い世代の女性からの人気が高いタレントであり、男性ファンは少ないと思う。なので、男である私が福山雅治のファンではないことは珍しいことではない。

が、ファンではないにしても「福山はまあ、カッコいいよな」くらいは感じてもよかった。

「カッコいい!」の定義

カッコいいとか可愛いとか、そういうものの感じ方は個人差がとても大きく、万人に当てはまる絶対的な評価は存在しない。

私の場合、カッコいいと思ったミュージシャンを大昔から辿っていくと、沢田研二、玉置浩二、藤井郁也、吉川晃司、氷室京介、清春、といったラインナップ。

自分でもビックリしたが、かつて「ビュジュアル系ロック」と大括りに表現された人達が見事に並んでしまった。この他にも、L'Arc〜en〜Cielのhydeなんかにも初見で反射的に「カッコいいな!」と感じた。

共通するのは、セクシーさや危なっかしい雰囲気を持ち、歌声に独自性が色濃く出るボーカリスト、という点。必ずしも歌が物凄く上手いボーカルという訳ではないところがポイントだ。

セクシーさが消失して仙人か長老に変身した玉置浩二は今でも歌は上手いので別としても、ここに挙がった他の方は、例えば久保田利伸などの凄腕ボーカリスト達と比較すると歌は下手かもしれない。

でも〇〇ならではという独自性があり、それぞれ魅力溢れる存在になっている。

一方、福山雅治は、清潔感とスマートな男前振りがセールスポイント。カッコいいよりも昭和的表現の「二枚目」の方がしっくりくる。

しかもアコギ一本で弾き語るスタイルは、私の「カッコいい」の定義とは真逆、カッコいいと思ったことがないのも当たり前のことだった。

イメージを維持していることの凄さ

福山雅治は20歳代前半でブレイク、この「HELLO」は1994年にリリースされたミリオンヒット曲だ。なんと私よりちょっと年上で、2021年2月現在、52歳とのこと。え?52歳?嘘だろ!スゲエな!!…と思った人が大半なはず。

福山雅治はこの30年間、ずっと安定した人気を維持してきたが、それは自身が確立した福山雅治イメージを変えずに(崩さずに)陰ながら精進を積み重ねて来たことに他ならない。これは物凄く賞賛されることだと思う。

かつてのファンを離さずに引っ張ってくるには、人気を得た時のスタイルを備えていなきゃ苦しいが、それがどんなに困難で貴重なことか…!

あんなにセクシーだった沢田研二と玉置浩二は毒気と共に色気も抜けた仙人になり、氷室京介はカッコいいままだったが身体的な限界が来て惜しまれつつ引退、フミヤと清春は「イケオジ」ではあるがオーラは失い、意外と庶民化してしまった。

唯一、吉川晃司だけが往年の姿の延長線上に居て気を吐いているが、残念ながら今の吉川晃司は福山雅治ほどの人気はない。

30年間に渡って「福山雅治」というブランディングを維持してきた偉業は、例え私のツボでは無かったとしてもカッコいいと言うしかない。これは卓越したプロ意識の裏返しでもあり、昭和のスーパースターで令和でも現役感のある「郷ひろみ」に通じるものがあると思う。

 

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