うつ病物語 その53「心療内科から総合病院の精神科へ転院」

うつ病物語

役員Aとの面談

久し振りに役員Aから声を掛けられて面談に入った。

役員A「どうなんだ調子は?あんまり良くないだろう?」

私「…はい、このところは停滞している感じです。どうしても沈んでしまって。」

役員A「週初めなんかは誰でも沈むものだぞ?あんまりそっちの方向で考えすぎなんじゃないか?」

私「あ、いえ、普通の浮き沈みは誰でもあると思いますが、私の場合、より深く沈んでしまいますし、それが長い間続きます…。その暗い気持ちが頭から離れなくなってしまって、無意識に何度も反芻してしまうような感じで…。」

困ったもんだな、というような表情を向ける役員A。辛いのはこっちなんだ、そんな目を向けられても困るよ、と思う私。

役員A「プライベートの過ごし方はどうなんだ?」

私「行動する気力がなくて、寝ていることが多いです。」

役員A「う~ん、プライベートの過ごし方を意識的に変えたらどうだ?身体を動かして汗をかくとか、映画を見るとか、大きく変えていかないと良くなっていかないぞ。医者もそういうことを言わないか?」

私「あ、いえ、医者は、とにかく無理をするなと、行動力が出てきても、それを使い切るようなことをせずに、先ず休息をしっかり取るようにと言われてます。」

役員A「その医者ダメだな。次の病院はいつだ?」

私「明日です。明日からは新しい病院になります。」

役員A「医者が変われば、また言うことも違ってくるだろう。いいか?会社に来るのにも、仕事をしにくると思わずに、1日入れば給料が手に入る、その手段だと割り切ってな。あと、自分は期待されているなどと思わず、プレッシャーを軽くする。何でもそうだが、真面目に考えたり、自分は病気だと思っていては、どんどん深みにハマっていくぞ。」

役員Aなりに、一生懸命言ってくれているのは良く伝わってきたのだが、何かがズレている、私としては、そんな印象を拭えなかった。

 

そして総合病院の精神科へ

今日は、市立総合病院の精神科へ初めて行く日だった。総合窓口で受け付けを済ませ、場所を聞くと、ずっと離れの別棟に精神科はあるらしい。案内板を見ながら進んでいくと、「精神科」の文字が出てきて、いよいよだな、という気持ちになる。

精神科は、正面玄関から見ると一番奥にある別棟の1Fだった。待合室には、ざっと40人くらいの人数が居る。これまでの心療内科は個人病院だったので、この光景はまるで別物だった。受付にいくと、問診票を手渡される。問診票には、家族構成や職業、これまでの経緯や症状、本日相談したいこと等、様々な項目があり、書くだけで10分以上かかった。

その後、しばらく待たされた。診察室は5つあるが、今日はそのうちの3つが使われている。どうやら3名の医者がいるようだった。初めての先生なので、やはり緊張する。どこから話そうかと思案していると、名前を呼ばれた。

私「はじめまして…」

医師「あ、こんにちは。どうぞ掛けて下さい。」

なんと、また女医であった。マスクをしているのでちょっとはっきりしないが、30歳半ばか、ひょっとすると前半かもしれない。若そうな医師だった。

 

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