うつ病物語 その39「職場復帰からしばらくの期間」

うつ病物語

職場復帰直後

朝から午前中の調子が優れないパターンが多そうだと考えられたため、復職初日からしばらくは、昼からの出勤としていた。朝は通常出勤の時間に起きるようにして、午前中は新聞を読んだりしてゆったり過ごし、軽く昼食を取ってから会社に向かうスタイルで身体を慣らしていった。

休職していた期間は、結局トータルで35日間ほどだったので、職場の状況も想像の範囲内であり、仕事に戻るのにそれほど戸惑うことは無かった。

同期入社の友人の気遣い

休職中は接触の無かった、同期入社の特に親しくしている友人と久し振りに話をした。私の休職を聞いた時は、直ぐに電話をしようかと思ったが、自分なりにうつ病のことを調べたところ、職場に関わる者は努めて距離を置いた方が良いこと、会社の者が何を話しても本人にはプレッシャーやストレスになりやすいことを知り、あえて何もせずに黙っていたとのことだった。

普通ならいの一番に連絡をよこすタイプなのに、そんな風に気遣ってくれていたことが私は嬉しくて感動してしまった。

日曜日のイベント

復職して1週間ばかりが経った頃、毎年恒例の、同業者との交流イベントであるソフトボール大会があった。このイベントは、本当なら私が幹事役となって前段の準備を進めていたところなのだが、今回は休職していたので、同じ課の課員達が頑張って下準備をやってくれており、私は当日の顔出し程度で参加した。

天候が良く暑い日だったが、2時間ほどただ観戦していただけなのに異常な疲労感で、打ち上げの手配は課員達に任せて早々に帰宅し、直ぐに横になって寝てしまった。それも1~2時間の話ではなく、気が付くと5時間も寝ていた。私は、まだまだ心身が回復していないことを実感せざるを得なかった。

そして通常出勤へ

上司Aは復職した私に随分と声掛けをしてくれ、体調はどうだ?無理するなよ?と気遣いをしてくれていたのだが、復帰して10日程が経った頃、こんなことを言い出した。

上司A「なあ〇〇、役員Aが何か言い出す前に、通常出勤に切り替えたらどうだ?」

私「え?そうですね、朝や午前中が特に調子が悪いということはないので、可能といえば可能ですが」

上司A「あの役員Aの性格からして、午後出勤を長く続けていると、早く完全復帰しろと注文を付けてくる気がするんだよ。〇〇の復帰に向けての強い意思を示す意味でも、自ら進んで通常出勤した方がいいと思うんだが」

上司Aの言っていることは理解できたが、体力的に自信は持てなかった。先日のイベント時のことも例に出してみたが、あまり取り合ってもらえず、前向きに考えてくれと言われて話は終わってしまった。

どうして、こう一方通行なのだろうか。しかし、甘え続けていっても回復が遅れるのかもしれない。少しは引っ張ってもらったほうが治りは早いのだろうか?どうするべきが悩んだ私だったが、数日後から通常出勤に切り替えることにした。

 

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