うつ病物語 その26 「医師の宣告」

うつ病物語

新しい薬を処方される

医師に言われた内容は、私には少なからずショックだった。本格的に病人であることを宣告されたからだ。しかし同時に安堵もしていた。そうか、やっぱりこの苦しさはただの気の迷い等ではなく、れっきとした病気なのだ、というような変な安堵だった。

そして医師からは、新しい薬が処方された。今まではスルピリド錠50㎎だけを毎食後に3回飲んでいたが、夕食後に飲む「リフレックス錠15㎎」が追加された。

これも抗うつ剤の一種で、不安などによる晴々としない気分や、憂鬱な気持ちを改善し、意欲を高める効果があるとのことだった。専門医である心療内科から処方された初めての薬であり、私はその効果に期待感が高まった。(これは私の私見なので、参考程度にして頂きたいのですが、スルピリド錠は、胃腸薬にも使われる薬であり、最初に診てもらった内科でも処方されたので、きっと副作用なども少なく、最初に試しやすいのではないかと思います。)

妻と2人で闘病生活へ

薬局で薬を受け取った後は、とても出社する気にはならず、妻の促しに従って家に帰ることにした。家に帰って、私がうつ病と診断され、一か月の自宅療養の診断書が出されたと話すと、妻はホッとした表情で「良かったね、ゆっくり休むといいよ」と、言葉を掛けてくれた。私は嬉しくて涙が流れた。

続いて上司Bに電話し、今日の診察結果を報告した。一か月の自宅療養については、やはり驚いていた様子だったが、先ずは休んでくれとの言葉をもらい、申し訳ない気持ちを感じつつ電話を切った。

この日は、妻と2人で外に昼食を食べに行き、本屋でうつ病関連の本を2冊買った。本には、医者に言われたことと同じことが書かれてあった。

「とにかくリラックスし、ゆっくり休むこと」

長く続く闘病生活の始まりであり、私も妻も、これから一体どうなってしまうのだろうと不安な気持ちを抑えることが出来なかった。

 

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