うつ病物語 その183「うつ病の重篤度『軽度』『中度』『重度』はどう測る?」

うつ病物語
うつ病の重篤度

あくまで私がうつ病の経験者だというだけの素人診断だが、寛解を目標に異動してきた10歳下の部下のうつ病は、本人との面談や普段のコミュニケーションを通じる限り、周囲、いや本人が思っているほど初期というか軽度のものでは無いもののように感じられた

というのも、彼から告げられる「うつ病あるあるの症状」が、あまりにも当時の自分と同じことが多いからだ。私の感覚でしかないが、うつ病の度合いを「軽」「中」「重」で分ける場合
負荷軽減と通院投薬で回復できる → 「軽度」
通院投薬+休職が必要      → 「中度」
投薬+休職+入院が必要     → 「重度」
のような分類になると思う。私とJは職歴や立場が違うので関わり合いの度合いに差はあるが、旧態依然思考なパワハラ役員A、管理者としての人格や能力にそれぞれ課題のある上司Aと上司Bに囲まれ、頼れる相手が居ないという、似たような環境下で病気を発症した。
Jの直属の上司は、かつて私の上長でもあった上司Bであったが、心身の不調を訴えるJに対し、こんな風に言っていたらしい。
「いやあJ君、僕は〇〇さん(私のこと)のうつ状態を直に見てきたけど、その時の表情に比べたらJの様子はずっと軽いよ、大丈夫大丈夫」
あくまで患者の物差しでしかないが、私は職場復帰までに5ヶ月間も休職したし、その半年前には5週間会社を休んだ。1年の間に半年以上も休まなくてはならない病気はそう多くない。
私の場合  8ヶ月通院→5週間休職→同じ職場に復帰→7ヶ月経過→5ヶ月間休職→異動して復帰
部下J   数ヵ月前から内科診察(心療内科予約待ち)→6週間休職→異動して復帰
休職期間が長かった私の場合に対し、部下Jは6週間休んでの復帰だった。確かに経過だけで考えれば、私よりJの方が軽度に見えるだろう。
しかし、うつ病は、そういう分かりやすい判断が出来る病気ではない。私が1回目の休職に入った時、役員Aや上司A達は、私の主治医の指示を軽んじた判断をし、私を5週間で復帰させて失敗した。

私よりJの方が症状が軽いなんて上司Bに分かるはずがないし、元気づけようという気持ちからだったとしても、素人、ましてや上司がそんなことを言うべきではない。

部下J「責任の無い立場で肉体労働をしているのは気楽なんですが、些細なミスをちょっと注意されたことがいつまでも気になったり、何かを質問したり確認したり、他人に話しかけたりすることが、なんというか…」

私「…ハードルが高い?ちょっと頑張らないと出来ない、そんな感じじゃないかい?」
部下J「あ、はい、そうです。自分がどういう性格だったとかも何だか分からなくなりますね…。」

健康な人に、この実態の無いモヤモヤ感は理解し難い。6週間の休職から復帰して2ヶ月経過、回復期にあるJには、まだまだ時間が必要なのだ。

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