うつ病体験 うつ病物語 その119「友人達の存在①」 2018年7月22日 うつ病の私を支えた人達 うつ病になって休職していた最中、私をそっと見守り支えてくれたのは、先ず妻、そして同居する義母や子供達、両親や弟であった。私の家族や肉親は、きっと自分のことのように感じてくれていたのだと思う。 この思いに、私は、精一杯甘えさせてもらった。無償の愛情というものは本当に有難かった。 そして、それとは別... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その118「お人好しなのか達観なのか」 2018年7月20日 ちょっとしたイベント 工場内で天井の掃除をしていると、C工場長が近づいてきた。何か別の指示かな?と思い、脚立を降りる。 C工場長「今週の土曜日に、外国人実習生のレクリエーションでいつものバーベキューをやるんだけど、どうする?」 私の勤務先の会社では、外国人実習生を受け入れ始めて10年になるが、今ではすっかり大所帯となり... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その117「仕事って一体何だ?」 2018年7月19日 仕事のモチベーションって何だ? 新しい職場に異動しての1週間が無事に過ぎ、早くも2週目に入った。前の職場では、ほぼ座った切りの仕事だったのだが、今は真反対、座るのは休憩時間と昼食の時だけである。実際のところ、もう若くはない身体はアチコチ悲鳴を上げていた。 しかし、精神的には、極めて健康的な毎日である。早起きし、朝から肉... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その116「主人が休職中の家族達は…」 2018年7月17日 主人が休職中の家族達は… 職場復帰して無事に一週間が過ぎ、家庭はささやかなお祝いムードであった。”一家の主に位置する者が5ヶ月休職”という現実は、本人よりも、それを支える家族の方が、重く辛いものだったのかもしれない。 休職中に一度、風呂に入っている時に、中学一年になる長男に、こう聞いてみたことがある。 私「なあ〇〇、お... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その115「色々な方からの祝福の言葉」 2018年7月15日 職場の方達の祝福 復帰初日の役員面談は拍子抜けというか妙な結果で終わってしまったが、他の人達は皆、とても温かく出迎えてくれた。 同期入社のD工場長とは、社員食堂で久し振りに会い「おお~〇〇サン!いや~本当に良かったね~。」と言葉少なではあったが、親しい人として心から祝福してくれているのが感じられ、こちらが気恥ずかしくな... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その114へ「職場復帰後の心配」 2018年7月14日 職場復帰後の心配 私が職場復帰したのは7月の第一週からだったが、実は、復帰した後、少し”揺り戻し”という現象が起きるのではないかという不安があった。 私は勿論、新しい職場に異動することも、「この歳で管理部門から現場に行ってやっていけるのか?」と、心配には違い無かったが、それよりも、復帰後に”うつ症状”が出てくることを恐... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その113「クソ役員とC工場長の違い」 2018年7月12日 役員Aと経営判断 私は異動になったので、これはIFの話になるが、異動せずに元の総務部に戻り役員Aとの密な関係が引き続き続いていくとしたら、私はどうなっていたのだろうか?うつ病の最悪期、回復期を経た私が、発症した時と基本変わらない職場に戻っていたとしたら…。 事業環境が良くないこともあり、役員Aの暴走振りは、やはり激しく... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その112「懐かしい雰囲気」 2018年7月8日 初仕事! C工場長はF工場長代理に私のことを引き継ぐと、現場事務所に戻っていった。いよいよ、仕事である。 F代理「今は、ちょうどラインの型替えをしているところで、機械類を運搬したりしているところなんですよ。課長も、それを手伝ってもらえますか?」 私「はい、分かりました。」 私が配属された△△工場では、主に6種類の製品を... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その111「うつ病持ちを迎え入れる側」 2018年7月7日 それでも懐かしい場所 このC工場は、入社した28年前に、現場研修で2ヶ月間を過ごした場所である。当時に比べると、工場内は大幅な改装を受けており、生産する製品もレイアウトもまるで違い、面影は殆ど残っていない。 しかしそれでも、今回の恩人であるC工場長を始め、主要メンバーの何名かが残っていたり、定年後再雇用の方達がチラホラ... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その110「そして新しい職場へ…」 2018年7月5日 拍子抜け こっちは相当の覚悟で臨んだ復帰初日の役員面談だったが、チャンチャン♪と終了してしまった。これは、病み上がり扱いをされて気遣われているのか、もしくは、こんな半分死んでいるような社員のことなど、どうでもいいのかのどちらかであろう。 ま、ふたを開けてみればこんなもの。私はもう、今朝方の嫌な夢のことなど、すっかり忘れ... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その109「本当の役員面談」 2018年7月4日 役員面談の結果 役員Aは、その後に少し説教めいたことを言っただけで、5分と掛からずに面談は終了した。上司Aが、私に対して、役員面談のことを随分と煽っていたということなのだろうが、私は拍子抜けした。 会長と社長は兎も角、専務(役員A)と私は、今回のうつ病休職騒ぎの当事者である。役員Aは、もっと他に言うことがあったのではな... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その108「社長と専務は…」 2018年7月3日 新社長と面談 続いては新社長との面談。こちらは、昨年、親会社の支社から赴任してきた方で、当社の歴史には疎く、ま、経営者は殆どそうかもしれないが、かなりドライな感覚を持つ人物だ。 社長「うん、体調はどんな感じかな?」 私「はい、4月くらいから回復カーブを描きまして~…」 と、先程の会長に話した内容と同じ報告をする…が、あ... utu-totan