うつ病体験 うつ病物語 その59「回復基調からの急降下」 2018年5月11日 久し振りの緊張感 今日は、役員Aと上司2名に対して、新規導入を進めている業務システムの説明会の日だった。もう長い間難航している案件で、うつ病発症の引き金のひとつでもあった。私は、数日前から気が重かったが、朝の緊張感と不安感は相当なものだった。果たして上手くいくだろうか?また叱責されるんじゃないだろうか?といった不安ばか... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その58「回復は順調、しかし、いい事ばかりではない」 2018年5月10日 転院後の回復は順調 その後も、体調は良好に推移した。気力が高まることによって、仕事を先手で考えられる場面が増え、徐々に自信もついてきて、良い仕事が出来るようになってきた。ストレスやプレッシャーのかかる局面もあったが、必要以上に過敏に受け止めることもなく、普通に対処出来るようになってきた。会社も繁忙期を過ぎ、久し振りに連... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その57「転院後、2回目の診察」 2018年5月9日 転院は大成功 総合病院の精神科への転院の勧めは、妻の情報収集や上司Bからのアドバイスであったが、最初は、「どこの病院も一緒だろ」的な思い込みから、あまり意味があることのように受け取れず、むしろ面倒だなと思っていた。しかし、いざ転院してみると、新しい先生との出会いがあり、またその相性が良かったことで、診察後の経過は順調だ... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その56へ「うつ病管理職と課員達」 2018年5月8日 忙しい時の方が体調アップ? 総合病院の精神科への転院以降、体調は上向きになってきていた。丁度、自分の仕事が忙しい時期だったので良かったのだが、上司Aからは、忙しい時の方が調子が良さそうだと評されてもいた。言われてみれば、確かにそんな感じはあった。社員として会社に貢献出来ているという実感が、自身の調子を引き上げているのか... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その55「転院後の会社への報告」 2018年5月7日 転院診察後の会社への報告 翌日は比較的良い調子で、新しい精神科への転院が早速、効果を上げていた。これなら堂々と報告が出来るというものである。 私「あ、おはようございます。」 上司A「おう、昨日はどうだった?」 昨日の転院初日のことを報告するが、上司Aの方から聞いてきた割には、何か聞き流している感じで、こちらの話がまだ終... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その54「新しい精神科の医師」 2018年5月6日 新しい精神科の医師 1年間通ったこれまでの心療内科クリニックと同じく、また女医であったが、今度の先生は表情が柔らかく、明るい感じを受けた。 医師「では、少し聞き取りさせて下さいね。」 両親や兄弟の有無と居住地、私の最終学歴、学生時代に”いじめ”にあったかどうか、配偶者や子供のこと、同居している義母との関係、職歴と現在の... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その53「心療内科から総合病院の精神科へ転院」 2018年5月5日 役員Aとの面談 久し振りに役員Aから声を掛けられて面談に入った。 役員A「どうなんだ調子は?あんまり良くないだろう?」 私「…はい、このところは停滞している感じです。どうしても沈んでしまって。」 役員A「週初めなんかは誰でも沈むものだぞ?あんまりそっちの方向で考えすぎなんじゃないか?」 私「あ、いえ、普通の浮き沈みは誰... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その52「友人のアドバイス」 2018年5月4日 「うつノート」を書く時間は状態に比例 勤務中のある時、上司Aに呼ばれて別室に入った。また面談かと思ったが、少し雰囲気が違う。 上司A「ちょっと聞きたいんだけど、ノートに何を書いているんだ?」 私「…すいません、業務のことも書きますが、日々の体調や出来事などについて書いてます。」 上司A「うん、それはどうしてなんだ?」 ... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その51「繁忙期特有の気苦労」 2018年5月3日 繁忙期特有の気苦労 今は会社の繁忙期の真っ最中だったが、この時期は、朝の情報による操業予定と、昼、午後になってからの状況の変化が激しく、予定がまるで変ってしまうことがザラにあるため、1時間単位で最新情報を集め、現在以降と明日の操業イメージをアップデートし続け、各所への連絡や調整などを行う必要があった。 これまで、この業... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その50「好不調のサイクルと健康管理」 2018年5月2日 うつ症状の好不調サイクル 職場復帰から3ヶ月が経過した頃の私の調子は、総じて低調ではあったが、毎日ずっと低調というわけではなく、上向きになっている期間と沈む期間を1週間単位くらいで繰り返していた。 会社としての繁忙期のピークでもあったため、否応なしに動かなくてはいけない時は、そちらに全神経が向かうため、比較的調子が良く... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その49「うつヌケ」と妻の存在 2018年5月1日 うつの漫画「うつヌケ」を読む 会社の方は徐々に繁忙期入りして、私の職場も慌ただしくなってきた。繁忙期はおよそ2ヵ月間続くが、前後の2週間も結構ドタバタするので、実質3ヵ月間である。私の調子は相変わらずで、ドンと落ちることは無かったが、浮上する雰囲気もなく低迷していた。 そんな頃、妻が「うつヌケ」という漫画を買ってきた。... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その48「最後の心療内科クリニック」 2018年4月30日 転院前の最後の心療内科診察 今日は、これまで通ってきた心療内科クリニックへの最後の診察日だった。冷淡な感じがして、あまり心を許した感じにはならなかったが、1年間お世話になった先生だった。次回からは、市立総合病院の精神科に通うことになる。 医師「この1ヶ月はどうでしたか?」 私「はい、大きな変化はなく落ち着いています。睡... utu-totan