うつ病体験 うつ病物語 その47「うつ病患者のいる家庭」 2018年4月29日 うつ病患者のいる家庭 うつ病で苦しむのは本人だけではなく、家庭もである。うつ病を患っていても、会社に居る間は気も張っており、低調ではあっても何とか持ちこたえているが、家庭に帰ってきた時には、もうぐったりとして何をする元気もなかったり、妙にイライラしていたりするので、平穏な家庭を維持するのは難しくなってくる。 私として... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その46「うつ病患者はナーバスになっている」 2018年4月28日 うつ病患者の感じ方 一見、普通の状態に見えるうつ病患者(重度の場合は別)だが、異常に疲れやすかったり、集中力の著しい低下等の他に、私が自覚した症状がある。 上司Aに指示された資料を作成し、仕上がり具合をチェックしてもらっていた時に、こんなことがあった。 私「昨日の指示に合わせて、〇〇と△△を区分けして、◇◇を追加してい... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その45「復職後の調子が上がっていかない」 2018年4月27日 復職後2か月経った頃の状態 睡眠障害や、朝の強い落ち込みは殆ど無くなっていて、そこは随分と楽になっていたのだが、集中力や思考力といった職務能力面では停滞が続いていた。 上司Aや上司Bの計らいにより、役員Aと私が直接対することが少なくなるように配慮してくれていたので日々の気持ちは軽かったが、役員Aに対して無意識に怯えてし... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その44「精神科・心療内科には同行者を」 2018年4月25日 心療内科の診察 今日は、転院を控えているため残り2回となった心療内科クリニックの診察日だった。前回の診察から1ヶ月、この時は医者に呆れられてしまったので、それに対抗する意味では、体調がアップしていれば良かったのだが、実際のところは、さしたる変化はなく、中の下くらいの状態をキープといった状態。私としては更にばつの悪い感じ... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その43「うつ病による能力低下」 2018年4月24日 うつ病の症状は落ち込むだけじゃない 落ち込んだり沈んだりといったメンタル面については、安定してきていたのだが、一向に改善の兆しが見えず、危惧していることがあった。それは仕事への集中力の無さや意欲の欠落、また先々のスケジュールを組んで進めていく業務が滞ることだった。 この頃、私の部署では新しい業務システムを導入するため、... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その42「回復途上の日々」 2018年4月23日 回復の度合い? 朝の落ち込みは気にならない程度になり、普通の状態の期間が長くなったとは言っても、会社が休みの時は家で半分は寝て過ごすような状態であった。(今では、眠って過ごしてしまうことと、うつ病の程度は比例していることが分かりましたが、当時は、ただ疲れているだけだと思っていました。) 妻からは、家に居る時の様子として... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その41「診察後の面談」 2018年4月22日 上司Aとの面談 診察の翌日、上司と役員それぞれに、報告を兼ねた面談を行った。先ずは上司Aと面談。 私「昨日の診察では、やっぱり医者に怒られました。悪化しても自己責任だと…。」 上司A「ああ、医者の立場ではそうなるよ。自宅療養という医師の指示とは違う、短時間出勤のスタートは荒療治だったかも知れないが、復職タイミングは、い... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その40「医師の指示に背くと」 2018年4月21日 復帰後初の診察 今日は朝から気が重かった。診察の日なのだが、前回の診察で「うつ病を甘く見ている」と指摘され「しっかり休むこと」と自宅療養を指示されているにもかかわらず、その翌日から職場復帰しているからである。 しかも、数日前から通常出勤に切り替えていた。どう考えても「〇〇さんは先走り過ぎです」と叱られるのは間違いなかっ... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その39「職場復帰からしばらくの期間」 2018年4月20日 職場復帰直後 朝から午前中の調子が優れないパターンが多そうだと考えられたため、復職初日からしばらくは、昼からの出勤としていた。朝は通常出勤の時間に起きるようにして、午前中は新聞を読んだりしてゆったり過ごし、軽く昼食を取ってから会社に向かうスタイルで身体を慣らしていった。 休職していた期間は、結局トータルで35日間ほどだ... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その38「職場復帰後の面談」 2018年4月19日 社長との面談 社長との面談は15分くらいであったが、普段あまり会話をしない相手なのでとても新鮮だったし、会社の幹部である管理職がうつ病で休職という事例に対し、慎重に対している雰囲気が伝わってきて悪い気はしなかった。 しかし、私がうつ病になった直接の原因として「役員A」を挙げたことに際しては、「あいつは口が悪い。そういう... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その37「迷った末に復職を選択」 2018年4月18日 復職?休職?どちらが正解? 心療内科クリニックからの帰り道、医者に言われたことを反芻しながら、自分はどうするべきなのかを考えていたが、結論が出ないまま家に着いてしまった。足取りは重いが、早速、妻に報告して意見を伺う。妻の第一声は「私も医者の言う通りだと思う」だった。私は、妻に微妙な返事をしつつ、医者の話をそっくり上司A... utu-totan
うつ病体験 うつ病物語 その36「復職前日の診察」 2018年4月17日 復職前日の診察へ 復職を明日に控えての診察、私は気が重かった。2週間前の診察で医師から「復職に向けて何かを考える時期ではない、とにかく何もせずに休むこと。復帰を焦ると再発する。」とキツく言われており、診断書の自宅療養期間は一か月近く先まで指示されていたからだ。 それなのに明日から復帰するなどと言ったら、医師は面白くない... utu-totan