うつ病物語 その57「転院後、2回目の診察」

うつ病物語

転院は大成功

総合病院の精神科への転院の勧めは、妻の情報収集や上司Bからのアドバイスであったが、最初は、「どこの病院も一緒だろ」的な思い込みから、あまり意味があることのように受け取れず、むしろ面倒だなと思っていた。しかし、いざ転院してみると、新しい先生との出会いがあり、またその相性が良かったことで、診察後の経過は順調だった。結果的に、転院は成功だったのである。

また、調子が悪い時は、書いても書いても同じことを繰り返し書いてしまう「うつノート」も、不思議なもので、調子が良い時は全く書きたいと思わない。たとえ書いても、「今日も良い調子で仕事に入れている。このいい流れが続けばいいのだが」の1行で終わっていたりする。後から見返すと、あまりに分かりやすくて笑えてくる。

 

転院後、2回目の診察

今日は13:30の予約だが、待合室の混み具合は前回よりも随分マシだった。前回は初回ということで9:00受付の10:00~11:00診察、薬局から出たのは昼近くと、午前中いっぱいかかったのだが、2回目以降はそんなことはなさそうだ。それでも、20人以上は待合室に居た。今日も調子は良かったので気構えは楽だった。

「〇〇さん、2番診察室へお入りください」

アナウンスが流れ、2週間振りに医師と対面する。やはり、まだ若そうな女医さんである。

医師「〇〇さん、この2週間はいかがでしたか?」

私「はい、お蔭様で、良い状態で安定しておりました。ひどい落ち込みも無かったですし。」

医師「そうですか、それは良かったですね。」

そう言って目を細める医師。マスク越しではあるが、微笑んでくれているのが分かる。何だか嬉しかった。

私「で、先生、これから、どうしていけばいいんでしょうか?」

医師「そうですね、特別なことは必要なくて、プライベートな部分も含めて、無理をしないこと、負荷を掛けないことですね。調子が良いからといって、あまり頑張らないようにして下さい。」

私「そうですか、注意していきます。」

これに関しては、以前の心療内科クリニックと同じだった。とにかくこの病気は、ひたすら楽にして、じっくりと休まないことには治らないようだった。

医師「それから、薬の方は、上手く作用しているようなので、このままでいきます。」

私「あの、このまま良くなっていくとして、どのくらいの期間、薬を飲むんでしょうか?」

医師「目安としては半年ですね。再発を防ぐためにも、そのくらいの期間を考えておいてください。」

やはり、順調に行ったとしても、あと半年も病院通い。それもそうかもしれない。私程度のうつ病でも、治療を初めてもう1年にもなるのだ。もっと重症のうつ病で苦しんでいる方は山ほどいる。そういう方達は一生ものだという話も聞いていた。

一生…、冗談じゃない。私は、最短距離で、しかもすっかり完璧に治すことにこだわっていた。

 

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