うつ病物語 その71「うつ病夫を持つ妻の観察眼と医師の診断」

うつ病物語

うつ病休職に入り2回目の診察

今日は2週間毎の診察日。今回からは、妻と2人で病院へ向かうことにしていた。というのも、数日前に上司Aから妻に電話があり、診察時には妻も同行し、医師の診断結果と、妻目線での状態の変化を教えてほしいとの指示があったからだ。

私としては、いい歳をした大人(オジサン)が、妻に付き添われて病院に来ることに気恥ずかしさも感じたが、診察を共有すること、会社への連絡を妻が代わってくれること、何より自分では気付かないことを医師や会社に伝えてくれることに大きな意味を感じ、2人で病院に行くことに同意した。「精神科や心療内科には1人ではなく2人でいく」

名前を呼ばれ、私の後に妻が続いて診察室に入る。医師はちょっと驚いた感じを見せたが、直ぐに和やかな表情に戻り、私と妻の話に耳を傾けてくれた。

妻の観察と医師の診察

妻「休職に入ってから、最初の4~5日はリラックスしていて良い感じだったんですが、その後、停滞しているように思います。夕方くらいから少し笑顔が出てきますが、寝る前には表情が沈んでおり、一日の中で良い時間帯が短くなっています。」

医師「なるほど、それから他には?」

妻「あとは、話し声が凄く小さいです。」

医師「…はい、まず、休職してしっかり休みに入れているのは良いと思います。今は、とにかくのんびりすることです。」

私「あの、たまに料理をしたり、ゲームをしたり、はっきり言えば遊んで過ごしていますが、これが復帰に向けた心身の回復に繋がるんでしょうか?どうも頭の中でイメージ出来ないんですが…。」

医師「今は、仕事が出来るようになるまでのリハビリ期間です。疲れないこと、ストレスにならないことをすることで元に戻していき、徐々に負荷を掛けていきます。」

これまでと同様の説明であるが、私と妻の2人で聞くと、また違ったものに聞こえる。

抗うつ薬はスルピリド停止、イフェクサーを増量に

薬の方は、毎食後飲んでいたスルピリド錠を止め、就寝前のイフェクサーを75㎎に増量することになった。スルピリド錠は1年以上に渡って服用してきたが、これといった効果を実感出来なかったので、正直縁が切れてスッキリした。

イフェクサーは飲み始めてまだ一ヵ月、増量して効果の程を見ようという治療方針である。何でもいいからスカッと効く薬が欲しかったが、そんな都合の良いものは無いようだった。

大腸がんの母を見舞う

診断の帰り、昨日から入院した母を見舞った。もう大腸ガンというのは間違いなく、それがどのステージまで進行しているのかどうかを、これから検査して明らかにしていくとのことだった。すっかり気落ちしてしまった父と、半ば覚悟を決めたような母の2人を見るのは息子としてしのびなく、何とも言えない気持ちだった。

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