うつ病体験 うつ病物語 その25「医師の診断と葛藤」 支えてくれる妻 翌日、半休を取って心療内科に行く前に、妻とじっくり話をした。最近は、家に帰っても食事を取った後すぐに寝室で横になるような日々だったので、会社でのことを話す機会が無かった。 妻は、私の様子が普通ではなくなってもうかなり長いことから、今日は病院の後に出社せず、家に帰ってくるよう訴えてきた。「なるべくそうする... 2018年4月6日
うつ病体験 うつ病物語 その24「ついに限界に」 月曜日の朝の憂鬱は頂点に 日曜出勤した翌日、やはり朝の気分はどんよりしていて辛かったが、早めに家を出た。30分間のマイカー通勤、6時前のバイパス道路は走る車もまばらでとても流れは良い。殆ど何も考えず、無気力にハンドルを握る。会社はどんどん近づいてくる。 会社がある団地内に入る、職場はもう目と鼻の先、憂鬱な月曜日の始まり... 2018年4月5日
うつ病体験 うつ病物語 その23「パワハラの定義」 どんな発言がパワハラ? これは指導なのだ、これを乗り越えられれば先が見えてくるはずだ、という必死の思いで、私は役員Aの圧力に耐えてきたが、これは幾ら何でも発言として度を越しているのでは?と思うことが増えてきていた。 「ガキの使いじゃないんだから、もっと頭を使え」「だからお前はバカ」「いいか、口答えするな」「よくこんなバ... 2018年4月4日
推し曲 【80年代の老舗】アースシェイカー「EARTHSHAKER」 【バンド名がまず最高】「EARTHSHAKER」 1983年リリース、アースシェイカーのデビューアルバム「EARTHSHAKER」の1曲目。 バンド名と同じ曲タイトル、その名も「EARTHSHAKER」。 いかにもハードロック感が漂う、いい響き!そして、このアルファベット綴りも凄く好み! 現代はとても捻ったバンド名や... 2018年4月3日
うつ病体験 うつ病物語 その22「状況は悪化の一途」 叱責される毎日 新年度に入り、私は管理職になって2年目となった。役員Aからの圧力は更に厳しくなっていた。最近は、毎日のように1時間から2時間に渡って、仕事の進め方について叱責を受けていた。 しかし、いくら怒られても、何が失敗だったかは何とか分かるのだが、次にどうすれば怒られないのか、具体的な対処方が見出せないでいた。(... 2018年4月3日
うつ病体験 うつ病物語 その21「パワハラのエスカレート」 月に一度の心療内科と自己判断 月一度の診察では、気分の落ち込みが酷かった時に比べて、かなり良くなっていると説明していたが、医師からは、本人の感覚と実際の病状には2~3ヵ月のズレがあるのが普通で、焦りすぎだと忠告を受けていた。 しかし、当時の自分は、別に焦ってはいなかったが、病気を軽んじてみていた。…と言うよりは、もう諦... 2018年4月2日
推し曲 思い出の曲 8曲目 YMO「雷電」 1980年リリース、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の2枚目のシングル。 テクノミュージックの元祖、それこそ「神曲」を幾つも繰り出したYMOであるが、私はリアル世代ではなく、友人宅で聴かされたのが、彼らを知ることになった切っ掛けである。 ここは私の思い出の曲のコーナーなので、例によって曲の紹介から離れるが、こ... 2018年4月1日
うつ病体験 うつ病物語 その20「無理をする毎日」 言う方は簡単だが 課員2人が揃って退職という事実は、私の心境に大きな重圧をもたらした。 運よく、中途入社して現場研修をしていた者を配置換えすることになったので(内々では元々、私の居る管理部門に配属する方向の者だった)、頭数は何とかなるのだが、素人揃いの部署になってしまうのは明らかで、一時的にせよ、私が中心になって実務の... 2018年4月1日
うつ病体験 うつ病物語 その19「業務を抱えるしかない」 管理の落ち度 実は彼の場合は、前々から退職を匂わすことはあったが、今回は本気のようだった。理由を聞くと、彼はこう答えた。 「先月の時間外労働が多すぎると役員からクレームがつきました。昨年もそうでしたが、繁忙期で別部署への早出応援もある時期で、時間外労働が増えるのは承知しているはずなのに、なぜ所属長と事前に調整しないのか... 2018年3月31日
推し曲 思い出の曲 7曲目 菊池桃子「Broken Sunset」 1986年リリース、菊池桃子7枚目のシングル。 当時のアイドル勢の中でも、既に固定人気を確立した時期のリリースとあって、手堅い一曲である。この曲の作曲・編曲は林哲司。同時期に一世を風靡していた杉山清貴&オメガトライブの「ふたりの夏物語」をはじめ、林哲司の曲も巷に溢れてはいたが、個人的には、菊池桃子との相性が抜群だったよ... 2018年3月30日
うつ病体験 うつ病物語 その18「部下の退職」 部下の退職申し出 会社の繁忙期を過ぎたことで余計な心労も減り、仕事も徐々に回りだし、病状は随分と軽減されてきていた。しかし、ある日、部下が「ちょっといいですか?」と真剣な表情でやってきた。嫌な予感がしつつ、別室へ促す。 「実は、来月末で退職したいんですが」 案の定、退職の申し出だった。勤続10年の経理を担当している女性... 2018年3月30日
うつ病体験 うつ病物語 その17「少しずつよい方向へ」 心療内科受診後の会社への報告 心療内科に行った次の日、役員Aと面談し、受診した内容や今困っていること、また今後について話をした。役員Aからは、こうやって話してくれると対処が考えられるし、こちらとしても状況が分かる。コミュニケーションを密に取っていくことで楽になるはず、という話があった。 役員Aは、私の異変の原因は自分に... 2018年3月29日