うつ病物語 その32「診察前に転院手続き」

うつ病物語

心療内科、診察前の整理

今日は、出社できなかった次の日に診てもらって以来の診察日であった。今週に入って調子が上向いてきていることもあり、昨日、試してみた出勤シミュレーションのことも含めて、これからのことを色々と聞かなければと、今まで診察を受けてきた中で一番意気込んでいた。

別の心療内科を予約

かれこれ、この心療内科クリニックに通い始めて今日で7回目を数えていた。初回を除き、こちらの医者はあまり積極的に聞き取りをしてこず、質問には答えるが向こうからは「調子はどうですか?」くらいで、カウンセリングの面では少し不満を抱えていた。

薬については、私の状態を伺いながら慎重に出している感じがしたが、私が説明している最中に表情の変化や抑揚がなく、冷たい雰囲気なのも私の心象を悪くしていた。

最初は、心療内科に長く診てもらうつもりが無かったのでどうでも良かったのだが、こう悪化してしまっては長期戦は必至である。他の病院も似たようなものかも知れないが、妻が知人から市内にある総合病院の精神科が良いと情報を仕入れてきたので、さっそく電話をしてみた。

心療内科はいつも満員

総合病院らしく、代表窓口から精神科予約まで何回も取り次ぎで待たされる。ようやく精神科に繋がり、転院したい旨を伝えると、

「今ですと、一番早い日で10月4日になります」

びっくりした。今日は6月13日。なんと4ヶ月近く先だった。「え?そんなに先なんですか?」とつい言ってしまった。

「そうですね、患者さんの数が多いので…。転院は新患扱いですので、申し訳ありませんが。」

初めて心療内科の予約を取った時もそうだったが、北海道の片田舎と言っていい程度の地方都市にも、随分と患者が居るようである。しかし、文句を言ったところでどうにもならず、指定された日に予約を入れて電話を切った。

横にいた妻が、「まあ、仕方ないんじゃない?この総合病院は、医者との相性が悪かったら別の医者に代えることも出来るみたいだし」と、私をたしなめる。

それもそうか、と考え直す。しかしそれにしても、月に1度として、今日を入れて後4回も今のクリニックに行かなければならないのと、転院を切り出すタイミングに、私は憂鬱になった。(後になってから分かりましたが、うつ病患者は、ちょっとしたことでも深く落ち込んだり、ひどく億劫がったりします。この時の私がそうでした。)

 

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