うつ病物語 その144「正月の恒例行事」

うつ病物語

そして年明け…

50年近くになる人生の中で最悪だったと言える1年が終わり、2019年という新しい年が明けた。なにしろ昨年2018年は、私自身のうつ病発症による休職5ヶ月、そして実母のガン発覚そして手術と、全くいいことが無かった。

幸いにもガンが全て摘出できたから良かったものの、うつ病で自分自身がフラフラしている時に、母のまさかの展開があった場合には、深刻なショックを受けて今にも倒れそうだった父をどうやって引き上げていたのか想像できない。

恒例行事

我が家では、1月2日か3日に最寄りの神社に初詣に行くことにしている。ウチは神棚もないような信心深くない家だが、年に一回のお参りだ。毎年必ず行っているので、悪い出来事が立て続けに起こる直前の2018年1月にも家族で出掛けていた。

そして家族全員で御神籤を引くのだが、なぜか妻や義母、息子達は大吉を引くことが多く、私は「小吉」とか「末吉」ばかりで、良いくじを引いたためしがない。

2018年の正月に私が引いた御神籤は例によって「末吉」。そして、こんなことが書いてあった。

 

運勢

「負けるが勝ち」。ちょっと状況が苦しい時で、ここは一歩退いて身を守る方がよい。当面の問題は万事控えめに。どうやっても考え通りには運ばないので、この際は、見栄や外聞にとらわれないで実利をとるため待ちの姿勢に徹しましょう。消極的に見えても実はこの方が得策。明日のチャンスまで一呼吸の辛抱です。

仕事

うまくいかない。一応の見切りをつけて退いた方が安全。ここで上手に身を処すと後の道が開ける。

健康

英気を養う時。健康診断を受けるとよい。病気は軽く見えても馬鹿にならないものがあるから慎重に。

このくじを引いた時、「…イヤイヤ、せめて御神籤くらいはいいのを引きたかったんだけど。」と、家族にネタを振ったが、実のところは、運試しの御神籤でさえも幸運を引けていないことに、ちょっとしたショックを受けていた。

そしてその後、自分に降りかかった出来事を考えると、この御神籤は脅威の的中率だった。

そして2019年の御神籤は

今年こそはと気合を入れて引いたところ、出てきたのは「吉」。大吉に次ぐ結果なので、まあヨシとしよう…、と思いつつ中身を見ると、こんなことが書いてあった。

運勢

気運は上昇。足元がしっかり安定しています。新しい事ならたいてい成功。よいパートナーに出会うでしょう。この時期は自分の行動にも自信が持て、また実力もついてきますが、他人の協力を得て事を為すことが好ましい。ひとりでやる事はおおかた失敗する。多くの人の意見を用いてよい結果を得るように。

仕事

新しい方針を打ち出すとよい。交渉事は積極的に話を煮詰めること。出費も多いがまた実りも大きい。

健康

まず心配はない。運動不足のきらいがあるので何か一つ始めたら。病気は医師の指示を忠実に守れば全快。

 

…と、思わず唸ってしまうような内容だった。

御神籤なんて、大抵の人に当てはまるように上手く書いてあるものだし、「大吉」や「小吉」の引きなんて偶然なのは分かっているが、神様って本当はいるのかもしれないと思わされた、2018年と2019年の御神籤だった。

 

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