うつ病物語 その10「心療内科がダメなら内科へ」

うつ病物語

なぜ?身体の異変

診療内科の予約は取れなかったが、昼が近づいてきたので仕方なく会社に向かった。何となくばつが悪いが、見渡すと役員Aは接客中だった。上司Aに頭を下げて席に着く、しかし、机の上の書類をチェックしはじめると、急に胸が苦しくなってきた。

極度に緊張した時の苦しさにも似た、首元から下のあたりを、ぐぐっと押さえつけるような鈍痛がゆっくりと繰り返される。こんなことは経験が無かったし、気のせいかとも思ったが、一向に重苦しさが取れない。周囲には誰も居なかったので私は黙って席を外し、しばらく休めば収まるだろうと休憩室で横になった。

とにかく病院へ

30~40分くらい横になっていると、大分和らいできたので席に戻った。上司Bが、顔色悪いけど大丈夫か?と声を掛けてくれたので説明すると、もうひとりの上司も呼んでくれて大慌てで心配してくれた。心療内科といわず、内科でいいから早退して診てもらったほうがいい、と強く促され、私はすみませんと一言告げて従うことにした。こんなに心配されたことが嬉しかった。

内科でレントゲンや心電図の検査を行った結果、胸の痛みはストレスによる一時的なものだろうとのことだった。また、睡眠障害やその他の症状は、うつ病ではなく、仕事環境の変化によるもので、時間が解決してくれる部分が大きいとの説明を受けた。

私は、身体的な異常が無かったこと、うつ病と言われなかったことに安心したが、同時に不安と疑問も感じずにはいられなかった。

 

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