1996年リリース、女性4人ユニット、SPEEDのデビューシングル。
一大旋風を巻き起こしたSPEEDだが、この曲でデビューした当時は15歳かそこらで、私はというと既に25歳。異性として見る対象ではなく、また自分にとって、明らかに年下の芸能人というのも殆ど初めてだったんじゃないかと思う。なんか凄く元気なのが出てきたなあというのが正直な印象だった。
この「Body&Soul」以降も、彼女たちはビックヒットを連発していくし、代表曲は200万枚を売り上げた1997年の「WHITE LOVE」だというのは承知で言うのだが、私としては、ダントツでこれを押したい。
少女というよりは幼い男の子のような声で歌い上げるハイトーンボイスがSPEEDの魅力のひとつだったが、この曲にはそれだけではない、10代も半ばの、瑞々しさや危うさ、無鉄砲と紙一重の勢いが爆発しているように聴こえ、凄く元気を分けてもらえる歌である。
同じような意味で、「Go!Go! Heaven」もとても良く、曲調としてはこっちの方が好みなのだが、やはり「Body&Soul」の方が上だろう。
前述の通り、この曲がヒットしていた当時、私はとっくに社会人。色々なものに揉まれまくって、自分に垢がついていくのを実感し出した頃だった。今までは流行歌を歌う人達は年上か同世代で、何となく仲間意識があったが、彼女達は10歳も下で、眩しさの他に、初めて疎外感を感じた存在でもあった。
↑「Body&Soul」と「Go!Go! Heaven」の他、「STEADY」を収録したファーストアルバム。私はSPEEDのファンでは無かったが、当時、もしこのアルバムをリアルタイムで聴いていたら、無視出来ない存在になっていたと思う、名曲揃いで彼女らの歌声も弾けているが、何よりアルバムとしての一体感が凄い、かなりの名盤。