ユーロビートの創始者!「Dead or Alive」
1984年リリース、デッドオアアライブの9枚目のシングル。
デッドオアアライブは、1980年に結成されたイギリスのバンドで、その直後に現れるユーロビートの創始者の1つとされるほど、後のミュージックシーンに多大な影響を与えた。
リーダーは、ピート・バーンズという中性的魅力に溢れたイケメンなのだが、なんとリンという女性妻とスティーヴという男性恋人を同時に持つ、本物の中性だった。
1980年台中期から世界的なヒット作を連発し、シンガーソングライターであるピート・バーンズは大きな経済的成功を収めたが、幼少の頃から自身の容姿に強烈なコンプレックスを持つ彼は、その稼ぎの大半を300回を超える整形手術に費やしたあげく、体調を崩して2016年に57歳で他界。
打ち込み全開でキャッチ―なメロディに乗せられるその歌声は非常に野太く、一度聴いたら忘れられないような個性的なもの。
デッドオアアライブは世界中でヒットしたが、バブル景気の真っ最中だった日本では特に絶大な人気を誇り、私と同世代の方なら、彼の声を一度は耳にしているはずだ。
【中毒性】「You Spin Me Round」の凄まじさ
私は、昔から現在に至るまで、洋楽にはあまり触れずにきている。
このデッドオアアライブの他には、アルバム単位で聴いたのはせいぜいa-haくらいなので、CM曲など単発で気に入って聴いた程度でしか洋楽のことを知らない。
そんな私が、なぜデッドオアアライブのことを知って気に入ったのだろうか…?この記事を書くにあたり記憶を辿ってみたが、「あ、これか!」というものは出てこなかった。
テレビ?ラジオ?はたまた有線…?いやしかし、そんな理由なんてどうでも良くなるほど、この名曲「You Spin Me Round[Like A Record]」は、記憶にしっかり残っていた。だからこそ、後にこの曲が聴きたくなってベストアルバムも購入した。
どちらかというと単調な部類に入る曲調だが、イントロからAメロ、サビと完璧な流れで進行していくせいか、不思議と何度聞いても飽きない。特にサビの部分は、このまま5分くらい続けてもらっても構わないくらい聴き心地がいい。
デッドオアアライブには、「Something In My House」とか「Turn Around And Count 2 Ten」という有名どころもあり、これはこれで強者だが、中毒性という点でいずれもこの「You Spin Me Round[Like A Record]」には敵わないと思う。
聴けば分かるこの凄さ!再ハマりすること必至、デッドオアアライブのことなど、すっかり忘れてしまっている貴方にこそお勧め!