思い出の曲 6曲目 吉川晃司「キャンドルの瞳」

思い出の曲

1986年リリース、吉川晃司7枚目のシングル。

アイドルとして大々的に売り出された吉川晃司は、この「キャンドルの瞳」の前シングルである「RAIN-DANCEがきこえる」で早々にアイドル脱却を図り、そこからは自作曲メインのアーティストにサバイヴしていった。

1980年代中期は、アイドル的な扱われ方をされつつも、まだ日本の音楽界が歌謡曲一辺倒であったために、歌謡曲とロック(当時はニューミュージックなどとも表現された)の境界線上をもがいているアーティスト指向のバンドは数多かった。例を挙げると、チェッカーズ、安全地帯、C-C-Bなどであるが、吉川晃司はというと、ソロ歌手であり、沢田研二的とでも言おうか、稀有な例だろう。現在でも第一線で活躍するミュージシャンなのだが、「ロッカー」という表現の方がしっくりくるかもしれない。

初めて吉川晃司をテレビで見た時は、「随分と無茶苦茶な動き方をしながら歌う、とっぽいアイドルだなあ」と思った程度で、特に好きでは無かった。しかし、この曲をテレビのベストテン番組で披露した際には、チャラチャラしたスーツを着崩して、派手なステップで踊る姿に見惚れてしまった。

この曲調も好みではあったが、踊る姿に見惚れる、というのは初めての体験だったかも知れない。とにかく「スゲェ!」を通し越して、カッコよさに惚れてしまったのだ。

吉川晃司が、この平成の30年を迎えるまで、生粋のロッカーとして支持され続けてきたのは、私のような凡人が、カリスマ性を持った彼のどこかに憧れ、また惚れてきた人達が相当数いたからではないかと心から思っている。

ちなみに、2014年にリメイクされているバージョンは、オリジナルをベースにしながらもギターが全面にフューチャーされていて、これまたカッコよい仕上がりになっている。是非ご視聴あれ。

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