うつ病関連 その5 うつ病の初期症状 通常の「ゆううつ」と「うつ病」はここが違う!

うつ病関連

うつ病の初期症状

誰でも強いストレスやショックを受けた時などは、一時的に憂鬱な気分になったり落ち込んだりします。そうした通常の憂鬱な気分や落ち込みと、「うつ病」の抑うつ症状には、どのような違いがあるのでしょうか。

通常の「憂鬱な気分」の場合

  1. うつの程度(強さ) → 落ち込みは軽く、原因が無くなれば気分は晴れる
  2. うつの持続期間 → 数日から10日程度
  3. うつになった原因 → はっきりしている
  4. うつ状態の変化 → 嬉しいことや楽しいことがあると幸せな気分になる
  5. 生活や仕事の変化 → 仕事や家事をやりたくないとは思うが、何とかこなせる
  6. 1日の気分の変化 → それほど変化なく、夕方には疲れを感じる
  7. 対人関係の変化 → 親しい人と会って話せば気が紛れる
  8. 趣味などへの興味や関心 → 趣味に取り組んでいる時の方が気が紛れ、楽しいと思える

うつ病の「抑うつ症状」の場合

  1. うつの程度(強さ) → 朝、起き上がれないほどの強い落ち込み
  2. うつの持続期間 → 数週間以上に渡って続く
  3. うつになった原因 → はっきりしないことが多い、複数が重なっていることも多い
  4. うつ状態の変化 → 楽しいことや喜ばしいことがあっても、気分はよくならない
  5. 生活や仕事の変化 → 仕事や家事が手につかなくなり、支障をきたす
  6. 1日の気分の変化 → 朝の調子が悪く、夕方から夜にかけて少し楽になることが多い
  7. 対人関係の変化 → 誰とも会いたくなくなる。時には家族とも顔を合わせたくなくなる
  8. 趣味などへの興味や関心 → 興味や関心がなくなり、無理に取り組んでも疲れるだけ

先ず、最初に言っておきたいのですが、通常の気分が沈んだ状態と、うつ病による抑うつ症状とは、一見、非常に見分けが付きにくいです。唯一のポイントとしては、その憂鬱な気分が概ね一日中、かつ2週間以上に渡って続いているかどうかです。

私の場合、睡眠障害(早朝覚醒)から始まり、「何かおかしい」と心身の変化を感じるようになっておよそ1年経ち、ある朝、あまりの気分の落ち込みから布団から起き上がることが出来なくなり、程なくして病院で「うつ病」と診断されました。

私の場合の具体的な症状は…?

更に掘り下げて、私の場合の具体的な症状については、以下の通りです(順不同)。

まだ、自身の「うつ病」を疑う前の症状

  1. 嬉しいことや楽しいことがあった時の瞬間的な気分の高揚は別として、数週間~数か月に渡って何となく気分が落ち込んでいる
  2. 仕事中、以前に比べて集中力が低下しており、考えがなかなかまとまらない
  3. 帰宅後、また休日は、行動する気力が無く、すぐに横になって眠ってしまう
  4. 睡眠障害がある(早朝覚醒の後、出社→嫌だ→責任感 のぐるぐる思考にハマる)

自身の「うつ病」を疑い悩んでいた頃

更に進行すると、上記の症状が悪化したことに加え、以下の症状が増えました。

  1. 落ち込んだ気持ちが朝から夕方まで続き、帰宅時は楽になって前向きな気力が少し出る。しかし、翌朝になるとまた落ち込んでいる。毎日がその繰り返し
  2. 新聞を読むことが嫌でたまらなくなり、まともに読めない
  3. 真っ直ぐ出社することが出来なくなり、出勤途中にどこかで時間を潰す
  4. やらなければならない仕事量を実際よりも膨大に感じ、呆然として手が付けられない
  5. 他人(特に上司)の言動に過敏に反応し、ちょっとの事でも大きなショックを受けてしまう
  6. 人の話や説明が頭に入りにくく、理解できない
  7. 創造力や折衝力が必要とされる仕事がまるで出来ず、全部後回しにしてしまう
  8. 話し声が小さくなる
  9. 身体が重く感じられ、動作がゆっくりになる
  10. 首や肩のコリや腰痛などが長期に渡ってある

これは実際の私の自覚症状ですが、もし、1項目目が該当し、それに加えて他の項目にも当てはまり、そしてそれが2週間以上に渡って続いているようであれば、あなたはうつ病である可能性が非常に高いです。こちらのチェックシートで診断した上、速やかに病院で診てもらうことをお勧めします。

なぜうつ病は自分で気づきにくいのか?

ではなぜ、うつ病は自分で気が付くことが難しいのでしょうか?私の経験から導き出される答えは、以下の3点です。

  1. 自覚症状は確かにあるが、「疲れ」「気のせい」「誰にでもあること」と思ってしまう
  2. うつ病のせいで、既に冷静で的確な判断力を失っており、自分が病気だと考えられない
  3. 社会人としての責任感から、「うつ病である自分」はあり得ないと排除して考えてしまう

様々な症状が出て、相当の我慢を続けているにも関わらず、自分自身の責任感というか、プライドと言ってもいいかもしれませんが、「うつ病である自分」を認めたくない意識が強く働くせいで、かなり重症にならないと病院に行きません。

これまでの専門学者や医師の研究では、真面目で責任感がある方がうつ病になりやすい性格だそうですが、そういう人ほど、うつ病であることをなかなか受け入れることが出来ず、無理を押してずっと頑張ってしまい、悪化させて中度以上のうつ病になってしまうのです。

まとめ

うつ病は、会社人としての落後者でも、弱い人間だからなったのでもありません。様々なストレスにさらされてそれに対抗した心身が、自身を守るために反応した自然な姿だと私は思います。

これを読んでいる貴方は、ご自身のうつ病を高確率で疑っている方でしょう。ここは素直になって、私のように数か月以上の休職が必要になる前に、出来るだけ早くに「うつ病の可能性」を受け入れて、病院の診察を受けることを祈っています。

 

うつ病関連 その4「うつ病の薬は意味がない?経験者がその効果について語る!」へ

うつ病関連 その6「うつ病患者への接し方 本人はこう思っている!家族の心構え」へ

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