うつ病関連 その12「私の受けた”パワハラ”を具体的に説明①」

うつ病関連

うつ病の最大原因は「パワハラ」

私は、数年間に渡る上司からのパワハラを受け続けた上に業務過多の状態が続いた結果”うつ病”を発症、投薬治療を開始して仕事を続けましたが、ついには出社することが不可能になりました。

5週間休んだところで上司からの強い促しを受け、悩んだ末に職場復帰したものの、やはり無理が祟ったのか半年後には5ヶ月間の休職。その間に職場では色々な動きがあり、私は別部署に異動した上で復職、幸いにもその後は順調に経過(2019年5月現在)という経験をしています。

このブログのメインテーマである「うつ病物語」には、私が、パワハラを筆頭にした様々な要因から”うつ病”を発症して休職、医師による診察と投薬治療、妻の全面支援による闘病生活の後、少しずつ回復していった様子を記していますが、ここでは、「私が実際に受けたパワハラ」について、具体例を挙げて出来るだけ詳しく記していきます。

パワハラ実例①:社内向けの訃報で異常な難癖をつけられる

私は、総務課の課長で、経理や税務、システム管理がメイン業務だったが、中小企業の総務課は、庶務から労務人事、財務から雑務まで、色々な業務全てを担う部署であり、たまたま担当者が休んでいた時に、私が社内向けの訃報を作成することがあった。

社内向けの訃報とは、会社員なら誰もが目にしたことがあると思うが、従業員の肉親である誰それ(従業員本人である場合も時にある)が亡くなった事実、またその通夜や告別式の日程や場所などを漏れなく社内に通知する文書だ。

そこには、作成者による個人差や上手い下手の要素が入る余地が殆ど無い、カッチリとした様式が決まっており、誰が作っても同じ出来上がりになるし、またそうでなくてはならない性格の文書である。

ある時、いつも作成する総務課の女性が年休を取っている時に、ある社員の父親が亡くなったという連絡が入った。こうした総務系を管轄する上長には上司Aがいたが、「おい〇〇、お前も総務の課長なんだから、こういう仕事もしないとな。」と、経理業務で立て込んでいた私の状態を確認することもせずに一言で振ってきた。

(まあ、仕方が無いか…。)

「はい、分かりました。」と承知した私は、不幸があった旨と訃報を作成することを役員Aに伝え、直近までの社内訃報の控えと、社外から届いてファイルしてある訃報を参照して作成。日程や喪主などの重要ポイントを念入りにチェックした後、役員Aに確認をお願いした。

役員A「…ふ~ん。」

見るからに不満そうな表情を浮かべる役員A。私は、役員Aのこの反応を見て、(…ああ、マズイな、こりゃ簡単には行かないわこれは…、今日の役員Aはそういう日だ…。)と、今後の悪い展開を想像した。

役員A「ダメだな、もっとよく考えて作り直せ。」

私「はい、分かりました。」

こりゃ、この訃報作りだけで2時間は取られるな…、と諦めながらあちこち修正するが、所詮は社内向けの訃報。死因やその経緯などについて詳しく書けばそれはそれで変な感じになり、修正するところなどごく限られている。

困ったなあ…と思っていると、役員Aが数枚のプリントを持って私のところにやってきた。

役員A「もっと色んな文書を参考にしろ。ネットにいくらでもあるんだから。」

と、言ってネットから拾ったテンプレートを私に手渡してきた。「はい。」と受け取って中身を確かめるが、当たり前だがどれもこれも似たり寄ったり。レイアウトが多少違ったり、シンプルなのか若干詳しく記述するのか程度の、いわば好みのレベルであり、社内文書としての優劣は見出せない。

それに、なぜ今まで散々使ってきた書式を、たまたま私が作成した今回に見直しを掛けるのか…?

今までも、こうした気まぐれ+クレーマー的な絡みは数多くあったので、私はめげずに、役員Aから渡されたテンプレートから、役員Aの好みと思われるエッセンスを抜き取って、若干、文面を長くして仕上がりの雰囲気を変えて、役員Aに再度持っていった。

役員A「…チッ、どうもセンスが無いな。ちゃんと考えて作っているのか?」

私「あ、はい、先程、役員Aから頂いた資料も参考にして作成してみたのですが…。」

役員A「こんなに詳しく書く必要ない。もっとシンプルに書け。」

私は、役員Aの持ってきた参考資料を元に文言を増やしたAパターンと、最初に自分で作ったシンプルなBパターンの改良版の2種類を持って確認に出向いていたので、よし読み通り、ともう一方のシンプル版を見せるが、なぜかイライラしている役員Aはどちらもお気に召さないようだった。

役員「ダメだ、やり直せ。」

作成を開始して既に2時間が経過して11:00を過ぎていた。通夜は今日の18:00、告別式は明日の10:00である。たかが社内向けの訃報、文面の細かい拘りよりも、正確さとスピードが優先される文書であり、そういう場面でもある。

私は我慢して、少し時間を掛けて作り直した。こうなってくると、手早く直して持っていくと役員Aの反応は逆効果になるのだ。しかしそもそもバリエーションなんて無いジャンルの文書、こんなモノの一体どこをどう直せって言うんだ?と問答しながらキーボードを打つ。

そして、頃合いを見計らった12:00過ぎ、再々修正版を役員Aに持っていく。

役員A「…なんだこれは。チェッ…。」

そんな悪態を付きながら、赤ペンで添削を入れる役員A。ブツブツと私への説教も始まる。

役員A「…こんな感じでいいから、直してみろ。」

私「はい、分かりました。」

グッと自分を押し殺して修正を始める私。しかし、その赤ペン通りに直した出来上がりは、一番最初に私が提出したものと、殆ど同じと言える代物だった。「だから最初そうやって作ったんだって!」と、馬鹿馬鹿しさと苛立ちが沸き起こるが、そんなことをやっている場合ではない。連絡が遅ければ遅いほど、これから連絡を受ける各部署も、香典の立て替えを準備する出納担当も困るのだ。

普段なら昼食に入る時間だが、今はとにかく作成して速やかに各部に回さなければいけない。時刻は既に13:00近くになっていた。

私「これでいいでしょうか?」

役員A「…ん、まあいいか、後、早く回せよ。」

私「はい、分かりました…。」

クレイジーな役員に付き従うしかない自分

こんな社内向けの訃報なんてものは、本来は15分で済むことであり、何よりもスピード優先の仕事だ。「入院加療中のところ〇月〇日にウンタラカンタラ~」という文面が、「〇〇のご尊父は〇月〇日にご逝去されました。」という文面になろうとも、全く問題はない。

正確に、出来るだけスピーディに、が第一義。そこを押さえるべきであり、はっきり言って後はどうでもいい。作成したことがある方なら分かると思うが、こんな社内訃報は、これまで使用してきた社内書式で問題なく、そんなことより、如何に素早く正確に作成して社内に周知し、その後の作業を円滑に進めるかどうかが全てだ。

これも、いつも社内訃報を作成している女性職員が相手だったら、役員Aは、こんな粘着質では無いのだ。たまたま私が担当したこと、また、亡くなったのが管理職の親だったというところに過剰反応して、時折入る異常な難癖モードに入ったということなのだ。

しかし、お蔭で私は、たかがA4一枚の社内向け訃報、文字数せいぜい100~200文字の文書、最後は私が15分で作成したものと殆ど変わらないものに着地した文書に、役員Aに悪態を付かれながら延々と4時間以上も費やされたのだ。

…こんなことが、万事日常茶飯事。

これは、厚生労働省が定めるパワーハラスメント6類型のひとつ「過大な要求」に合致すると私は思う。

「過大な要求」→業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことへの強制、仕事の妨害

レイアウトや文言を多少変更できる程度の余地しかない、既に書式が定まっている社内の訃報文書を、役員Aが気に入るように作り直せ、というのは不可能である。

既に究極にシンプルになっている文書を作り直せと命じられた場合、必須事項は消せないので、後は文言を増やすしかない。私は「こんなに詳しく書く必要はない、もっとシンプルでいい。」と叱られるのを承知の上で、そうするしかなかった。そして案の定、「センスが無い」と怒られた。

一番バカバカしいのは、役員Aが偉そうに赤字で添削した結果が、私が最初に作成したものと殆ど同じだったことだ。全ては無駄な時間だった。役員Aは、私に対してこういうことをさせることが非常に多かった。

…コイツ(役員A)、やっぱり頭狂っているな。と、私は思ったが、最下級管理職と、社長のNo.2に位置する役員Aとでは、あまりに力関係が違い過ぎること、また役員Aの異常な性質を既に諦めていた私には、黙って耐える以外の選択肢が思い浮かばなかった。

 

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