ミニギター「S.yairi YM-02」は、アリなのかナシなのか???
知らずにミニギター「S.yairi YM-02」を買って、人生初のギター講座に臨んだワタシだが、師匠に「ギターを始める時の最初の一本として全然アリ!」という言葉を貰い、凄く安心してしまった。
それは、仮にもギター講座に臨む者として、もし変なギターだったら師匠に失礼(つうか鼻で笑われるのではないか?)という変な意識がチョイチョイあったからに他ならない。
今はネット検索があるので、さして苦労もせずに、先人達の色んなアドバイスっつうか、やんわりとした個人の感想から、独断と偏見だと前置きしての毒舌意見まで、もう嫌と言うほどのレビューに接することが出来る。
それはもう、絶対に便利ですごーっく助かるんだけど、所詮は知らない人のハナシであり、自分自身に当てはまるとは限らない。
それを前提として、ワタシなりに、ギターに初めて触れようと思う人が、ミニギター「S.yairi YM-02」をパートナーに選ぶことについて、偉そうに言ってみようと思う…。
趣味で始めるのかどうかによって異なる!
師匠は、ミニギター「S.yairi YM-02」に対して、「ギターを始める時の最初の一本として、全然アリ!」と言ったし、「造りがしっかりしている」とも評した。
それは、始めて3年以上経った今、私でもそう思う。が、しかし、それはやっぱり、それなりに年齢を重ねたり人生の地盤を固めた人が、あくまで趣味でギターに挑戦する場合に限定されると思う。
それは、中年のギター挑戦の場合、仕事に加え、家庭を持っていたり親の介護があったりと、若者とは前提条件が全然違うことに尽きる。
で、もっと具体的に言うと、
1.ギターに使える時間とエネルギーの絶対量が少ない
2.練習しないと絶対に上達しないが、練習をサボっても仕事とか家庭のせいに出来る
…ま、1番は仕方が無い。毎日毎日なんだかんだあるし、それを無視してギターやられても仕事が疎かになって趣味どころじゃないし、家庭を無視したら一番大事なものが崩壊しちゃうからね。独身ならまた別だけど、家庭持ちなら、そんな趣味への向き合い方はマズイ。
で、問題は2番。
こりゃイカンよ~!そもそも何で?ギターやりたいって言ったのは自分自身でしょうが!
っていうことなんですが、趣味でギターを始めた人の全てが、今すぐに「気持ちよくカッコよくギターをひきたい」のであって、「ギターの練習をしたい」のでは無いんだよね。
まあこれは、趣味のゴルフでもテニスでも同じなんだけど、とにかく大抵の人間は「練習」が嫌い。だから、想定以上の難しさを感じた場合、ギターを止めて違う趣味に走る可能性が非常に高い。
でもそれは仕方がない。趣味なんだからわざわざ苦しむことはないし、好きなように、思うままにやるべき。
だから、ギターのさわりの部分を味わうための一本として、S.yairi YM-02は、凄くいいと思う。
ギター挑戦者のお試し用にピッタリ!
そう、S.yairi YM-02は、ギターに興味があって、ちょっとやってみようかな?っていう人に、うってつけ!
「入門用」というより「お試し用」といった方が適切かな?
自分のギター興味がどれほどのモノなのか?を図るには、やっぱりやってみないと分からない。そのお試しパートナーとして、ミニギター「S.yairi YM-02」は丁度イイです。
…で、ここで終わっちゃうと「S.yairi YM-02」が誤解されるので補足。
もし、これが造りの粗悪な変なギターだった場合、ギターを始めようと思った人が「S.yairi YM-02」のせいで幻滅し、ギターのイメージを下げることになってしまう。しかし、このミニギターはそうではない。小さいギターだけど、楽器としてキチンとしている。
そういう意味で、ワタシの師匠は「最初の一本としてアリのギターだ」と評価したんだと思う。あれから3年以上経ったけど、マジに可愛らしいギターです。ソコソコ弾けるようになってからなら、気軽に屋外に持ち出し用のもいい!
それに、このギターから入ったお蔭で、この8ヶ月後に中古ギターを物色していた時に見つかった3本の候補から、ワタシは同じメーカーの「S.yairi YF-48」を選びました。
今はエレキギターとか、普通のスケールのアコギを触ってばかりになったワタシですが、たまに触ってみて、音とか弾き心地の違いを比べたりして「S.yairi YM-02」と付き合っています。