自分はうつ病なのか…?疑い始めたら直ぐにチェックを!
もうしばらく長い間気分が落ち込んでいる、仕事に集中できない、身体が重い、人の話が頭に入らない…、このような変調を感じたら、「うつ病」が頭に浮かぶと思います。
「いやいやまさか、自分に限って」、「こんなのは誰にもあるでしょ」、「この程度はうつ病とは違うだろう」…と、否定したくなる気持ちは本当によくわかります。私もそうでした。
しかし、そうやって先延ばしにすればするほど、病状は進行していき、だんだんと「本当にうつ病なんじゃないか?」という疑念が頭から離れなくなるでしょう。どんな病気でもそうですが、早く自覚して適切な処置をすれば、早く治すことができます。
このページに辿り着いた方は、もう、自分自身のうつ病をかなりの高確率で疑っているはずです。直ぐに、以下のチェックシートで診断をしましょう。
うつ病チェックシート
基準A これまでとは違って、以下のうち5つ以上の症状(必ず1か2を含む)が、ここ2週間の間にある
- ほとんど1日中、ほとんど毎日、抑うつ気分(悲しみや空虚感、絶望感)に陥っている。
- ほとんど1日中、ほとんど毎日、興味や喜びを感じない
- とくに食事療法をしていないのに、体重が著しく減少、あるいは増加している。または、ほとんど毎日、食欲がない、あるいは過食している
- ほとんど毎日の不眠(早朝覚醒含む)または過眠
- 動作が遅れる。口数が少なくなり、声が小さくなる。焦燥感が強くなったり、落ち着きがなく身体を動かす(第三者が確認できるほど)
- ほとんど毎日の疲労感、または無気力
- ほとんど毎日、「自分には存在価値がない」、「自分は罪深い人間だ」などと根拠なく自分を責める
- 思考力や集中力、決断力の低下が、ほとんど毎日認められる
- 「自分は死んでもよい」、「いっそ死んでしまいたい」と考える。あるいは、自殺するためのはっきりとした計画を立てている
基準B その症状を「非常に苦しい」と感じ、仕事や学業、日常生活に支障を来たしている
基準C その症状や薬やアルコール、からだの病気によるものではない
※基準A~Cは「抑うつエピソード」と呼ばれ、うつ病の症状を発症していることを示す
基準D 抑うつエピソードは、他の精神疾患によるものではない
基準E いつもと違い、異常なまでに気分が高揚したり、開放的になったりしたこと(躁状態)はない
うつ病診断、私の場合は…
私の場合は、勤務中もプライベートも暗い気持ちでいることが多くなり、集中力が低下し、考える力が著しく落ち、肩こりや身体の重苦しさがひどくなり、と色々な症状を自覚するようになって、自然に「うつ病 診断 初期症状」などと、検索をするようになっていました。
検索すると、色々なチェックシートが出てきますが、どれを使ってチェックしても、「うつ病が疑われます、病院へ」という結果が出ていました。それでも、「いやいや、まさか、この俺が」と、二の足を踏んでいたのです。
うつ病は世間一般にありふれた病気であり、大勢の罹患者がいることは、知識としては知っていましたが、どうしてもそれに自分が合致するとは思えない(思いたくない)、それに、心療内科や精神科といった病院の敷居が高いのも、尻込みする理由でした。
このチェックシートでいくと、私は、1、4、5、6、7、8、9に当てはまりましたが、それでも、仕事を休まずに頑張っていました。
しかし、そんな頑張りは無限に続けられるものではありません。ある朝、どうしても出勤できなくなり、私は病院にかかることになりました。そして、「うつ病」と診断されました。
まとめ
本当であれば、出勤できなくなるまで頑張るのではなく、もっと早い段階で、自分は「うつ病」なのではないかと自覚し、病院の扉を叩くべきです。
病院では更に詳しく調べ、医師が総合的に判断するため、このチェックシートに合致=うつ病 ということにはなりませんが、先ずは、病院に行くことが重要です。このチェックシートが、自分の中に踏ん切りをつける切っ掛けになることを祈っています。