思い出の曲 56曲目 Luna Sea「Mechanical Dance」

B!

90年代を代表するロックバンドの一角!

1992年リリース、「LUNA SEA」のメジャーデビューアルバムで、通算2作目のオリジナルアルバムである「IMAGE」の3曲目。

「LUNA SEA」は、1992年デビューで、ヴィジュアル系バンドとしては「BUCK-TICK」や「X」、「筋肉少女帯」が数年先輩、少し後輩が「黒夢」「GLAY」といったところに位置しており、その後、それぞれの色を出してブレイクを果たし、息の長い活動をしていくことになる90年代バンド群の一翼を担った。

何と言ってもボーカル「河村隆一」のカリスマ性とナルシスト性が際立つバンドであるが、そのバンドサウンドには聴きやすさの中に一癖があり、数多く出現したビジュアル系ロックバンドの中でも、独自性をしっかりと際立たせた、インパクトの強いバンドだった。

…で「Mechanical Dance」という曲だが

ここは、私の思い出や好みのままに自由に取り上げるコーナーだということを割り引いても、代表曲には事欠かないLUNA SEAを持ってきての「Mechanical Dance」とは、相当にマニアックなセレクトだと思う。

…ちょっと話は変わるが、私は、この90年代ビジュアル系ロックバンドは、結構広範囲に聴いたクチで、どんなバンドであろうとも、先入観を持たずにとにかく買ったり借りたりして何でも聴いた。

その当時は、ドはまりしたが活動を停止してしまった「安全地帯」の穴を埋めるがごとく、どこかに埋まっているはずの金塊を探して、貪欲に聴きまくった時期だったのだ。

そして、この「LUNA SEA」は、私にズドンと強いインパクトを与えたバンドだった。

特に、初期作品に多く見られる繊細かつ病的なニュアンスも醸し出すようなギターサウンド、そしてボーカル河村隆一の狂気を感じさせるシャウトに惹かれた。この「Mechanical Dance」は、正にそんな一曲。

その後、バンドが大成した後、ソロ活動を始めた河村隆一には殆ど魅力を感じなくなったが、この頃の「河村隆一」は、狂気と冷気を兼ね備えており、メジャーシーンを狙う「LUNA SEA」の粗削りなパワーをガンと感じさせること請け合い。


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