【釧路市街地の温泉】 「大喜湯」VS「ふみぞの湯」

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「銭湯」から「スーパー銭湯」、そして「サウナで整う」へ

日本人には風呂好きな歴史文化が根付いているので、たとえ温泉が湧き出る地域じゃなくても、人口が数千人以上の街には必ず銭湯があるし、もう少し大きな街なら「健康ランド」的な高級銭湯もあって…、というのが昭和の昔から続いていた。

それが平成になると、健康ランドを超えるサービスを銭湯並みの価格で提供する「スーパー銭湯」ブームが生まれ、全国各地に趣向を凝らした入浴施設が続々と誕生した。

最初は薬湯や岩盤浴、マッサージなどが充実していったが、後には温泉を採掘しての天然温泉に雰囲気のある露天風呂と本格化。

食事サービスも軽食を超えるレベルになり、温泉旅館にはなかなか行けないが、そんな気分を市街地で味わえるレジャー施設になっていった。

そんな潮流のなかで誕生した「大喜湯」と「ふみぞの湯」は、釧路市街地にある天然温泉施設として、20年以上にわたって地域住民に愛されている。

釧路市街地初のスーパー銭湯!「大喜湯」

「大喜湯」は、釧路初のスーパー銭湯として、2002年に1号店、2004年に2号店がオープン。

どちらの店舗も、食品スーパー、100均、アパレルチェーン等が集積する商業エリアに隣接しており、近隣の人達が日常的に利用する銭湯だ。

元々は1Fだけでなく2Fにも露天風呂を備えた、いかにもスーパー銭湯な造りで料金も少し高かったが、燃油高騰や人口減などによる逆風から、備え付けのシャンプーを廃止し、2Fの風呂も止めてとシンプルに整理。

完全に銭湯仕様として料金も銭湯価格に改定、方針転換して今日に至る。

1号店はイオンモール近くの昭和地区、2号店は春採湖近くにあるが、2店の仕様は結構異なる。

昭和店はサウナが2種類あり、露天も文字通り空が眺められる造りだが、春採店はサウナ1種、また1Fが男性、2Fに女性という建物のため、男性の露天風呂は外気を感じることはできるが、天井がしっかりあるので殆ど空を見ることができない。

そんなわけで、釧路以外の遠方から訪れた方で、気軽に入れる温泉を探しているなら昭和店がおススメだ。

しかし、春採店もきちんと整備されていて奇麗だし、ジャグジー、サウナ、露天と、基本をしっかり押さえているので普段使いとしては十分。

そして設備の充実度に差があるとはいえ、どちらも泉質は同じ。

特に目立った特徴というほどではないが、温泉らしさをしっかり感じられる匂いと、肌に染み入るお湯の刺激が気持ちいい。

ただ、塩分が強めなので、肌荒れしている時や敏感な幼児の場合は注意しながら浸かったほうがいいだろう。

後発ながら評判高い!「ふみぞの湯」

大喜湯と同じく、住宅街にほど近い商業集積エリア内にある温泉施設。

競合店(大喜湯)が東西に長い釧路市内の両端に構えているのを意識してか、ちょうどその真ん中あたりの位置に2006年オープン。上手く棲み分けができている。

こちらの施設は、踊り場から休憩スペースまで自然木を前面に出した造りになっているが、脱衣所から先、洗い場や内湯は普通の銭湯っぽくなるので、少し拍子抜けするかもしれない。

しかし、露天エリアは施設の中心にあるため頭上は全開放、浴槽と並んで体を投げ出して横たわるタイプのジャグジーが4名分あり、全体的に広々感があっていい気分。

泉質は大喜湯と似ていて際立った特徴はないが温泉感は十分。塩っぽい感じは少し薄いかもしれない。

また、コロナ渦を切っ掛けに廃止した入浴施設も多い中、ふみぞの湯は食事サービスを継続している。

私は温泉と食事は別の場所でも構わないが、一度に済ませて浴後をゆっくり過ごしたい人も多いだろう。

釧路市街地では食事処ありの温泉施設は少ないので、このまま続いてほしいと思う。

銭湯価格500円で天然温泉を味わえる幸せ

釧路市街地では、この他に天然温泉の施設がもう1件あるが、こちらは繁華街にあるホテルチェーンの日帰り入浴で大人1,000円。

立地などを考えると仕方ない面もあるが、地域住民が普段使いするにはキツイ価格だ。

他には露天風呂を備えた銭湯などが複数件あり、それぞれ特色あって楽しいが、湯上りの感じはやっぱり温泉が勝る。

十勝エリアの異常なレベルの高さには敵わないものの、そうした道内トップ級と比較しなければ、500円で楽しめる天然温泉は幸せでしかない

釧路市民にとって「大喜湯」と「ふみぞの湯」の存在はとても大きいのだ。

 

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