芸人ネタで再発掘された「目を閉じておいでよ」
バービーボーイズといえば勿論この曲、1989年リリースの「目を閉じてお
お笑い芸人の椿鬼奴とレイザーラモンRGによる、バービー愛を感じるパロディネタで改めて注目されたことは、リアル世代として嬉しい。
バービーにしては珍しくキャッチ―で、なおかつ”らしさ”も溢れる名曲だが、バービーボーイズは「目を閉じておいでよ」でブレイクした以降も、一貫して売れ線を狙ってこなかったように思う。
バービーボーイズは1984年から1990年までの6年間で、通
1986年頃には、もうその存在は業界に知れ渡っていたので遅
バービーボーイズ短命の歴史‥‥
1st「暗闇でDANCE」 ☆メジャーデビュー曲☆
2st「もォ やだ!」
3st「でも!?しょうがない」
4st「チャンス到来」
5st「負けるもんか」
6st「なんだったんだ?7DAYS」
7st「女きつねon the Run」
8st「泣いたままでlisten to me」
9st「ごめんなさい」
10st「使い放題tenderness」
11st「目を閉じておいでよ」
12st「chibi」
13st「三日月の憂鬱」
14st「勇み足サミー」
15st「ノーマジーン~norma jean」
16st「あいまいtension」
「chibi」は、目を閉じて~も収録されたアルバム「√5
これだけ有名なビックバンドでありながら、「目を閉じておいでよ」以外のシングル曲名を挙げられる人は非常に少ないと思う。
全16作、一応、どのシングルもキャッチ―な感じに寄せてはいる
ブレイク中にリリースされた「三日月の憂鬱」なんて、明治チョコバー「body」のCM曲のくせに全く一般的じゃなく、しかもそのCMは肝心のチョコバーが3秒しか映らない。
バービーボーイズのMVとしか映らないCMで相当カッコいい。が、これはコマーシャルじゃないだろ!と、当時一人でウケていた。
綺麗なバラードを歌わないバンド
バービーボーイズは、正直、初見時はあまり興味がわかず、むしろ
高校生当時の私には、バービーボーイズのサウンドと詩は、自分の中の
曲を聴いても気持ちよくない、いや、なぜか沈んで
そんな対象だったバービーボーイズは、奇しくもバンド活動を停止する頃から、どんどん好きになってい
きっかけになったのは、「BLACK LIST」という当時のベスト?アルバム。その中の一曲「はちあわせのメッカ」との出会い。
また、男女ツインボーカルで恋愛対決な歌詞が多いのに、綺麗なラブバラードが一曲も無いところも最高にイカしていた。デビューから活動停止までバンドのコンセプトが微動だにせずに貫かれた成果だと思う。
この記事を書くにあたって、相当久し振りにアルバム「√5」を聴いた。このアルバムの6曲目から8曲
正体は何だろうと記憶を掘り起こすと、高校当時に付き合っていた彼女の部屋を思い出した。この「√5」をCDラジカセでかけていた頃、彼女との関係は暗く重たく、ちょっと歪になっていたのだ。
やっぱりバービーボーイズは怖いな、と改めて思わされた。
きっとあと10年経っても、バービーボーイズは時折引っ張り出して聴いていると思う。新アルバムとかは特に望まないけど、バービーのメンバー、特にリーダーでギターの「いまみちともたか」氏の音楽活動はチェックしていきたいと強く思う。