北海道屈指の秘湯だぞ!「菅野温泉」レビュー

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恥ずかしながら50歳半ばで知った「菅野温泉」

北海道に生まれてずっと暮らしてきたのに、50歳半ばになって初めて知った「菅野温泉」。

今でこそ温泉巡りが楽しくなり、道東の日帰り圏内を制覇することを目指すようになったが、若いころは特に風呂好きでもなかった。

そんな感覚なので北海道の温泉No.1は「登別」で、続いて「定山渓」や「層雲峡」だろう、有名旅館やホテルが建っているところが温泉の名所なんだと単純に思っていた。

道東界隈の住人なので、近場の温泉地「阿寒湖温泉」や「川湯温泉」なんかは家族の他、修学旅行とか社員旅行で何度も訪れたし、根室から知床方面は仕事で長期滞在する期間があったので、マニアックなのも含めて結構詳しくなった。

しかし、そんな道東オジサンが50歳半ばになるまで知らなかった温泉地、しかも北海道屈指の秘湯が存在していたのだ…!

まさに秘湯!「然別かんの温泉」

然別湖に向かう国道から分かれた1本道。

対向車とすれ違う度に神経を使う細く曲がりくねった道路(鹿もわんさか出没するので超注意)を車で15分ほど進むと、山奥風景が急に開けてスッと現れる。

その佇まいからひと目で「おお、こりゃ秘湯だぞ」と思うこと間違いなし。

別棟にある宿泊客専用の貸切風呂を入れて全部で11種もの浴槽があり、そのうち日帰りで利用できるのは9つ。

日帰りコースは、露天風呂を含む4槽、内湯のみ4槽のグループで分けられており、それぞれアイヌ語の名称がつけられている。

日毎に男女入れ替えみたいだが、偶数日とか曜日で決められていはいない様子。

沢山の成分表が掲示されており複数の源泉から湯を引いているようだ。この日、私が浸かったのは露天風呂を含む「イナンクル」。

少し白っぽく、くすんだ色なのも秘湯っぽくていいが、温泉の香りがまた変わっていて、木というか土というか、わかりやすい硫黄匂じゃなくて表現しにくい希少系。

柔らかく包まれるような泉質で、湯の温度も、低温、中温、高温と揃っていてノンビリ。

浴槽は岩、石、鍾乳洞系などそれぞれの質感を活かした仕上げで、たっぷりと深さもあるので「浸かる」感じをしっかり堪能できる。

また浴室内の屋根天井や採光窓には手作り感というか不思議な造形美があり、眺めていると気持ちが落ち着いていく

「ヒグマ出没記録?」別の意味での秘湯感も!

リニューアルされているが、ロビーには昭和的な山奥感が満載。

クワっとした表情の鹿と熊の顔が壁から突き出しており結構なインパクト。今時こういうのは珍しいので若い方々はビックリするかもしれない。

更に衝撃なのは「熊出没情報」を書き込む黒板が配置されていること。

「ヒグマ出没箇所図 ※入林する時は十分注意して下さい」という文言にビビる。そりゃあこんな山奥だもん、いるよねヒグマ。

なお、この写真の向かい側には券売機があるが近くに従業員の姿はなく無人状態。

別棟の宿泊棟の仕事が忙しいのかもしれないが、こんな秘湯にやってくる人を信頼しているのだろう。

なんか嬉しくなった。

 

泉 質:★★★★★ 秘湯感バッチリ

施 設:★★★★★ とても味わい深い施設

特 徴:★★★★★ 他では体感できない情景、雰囲気

コスパ:★★★★★ 道中は楽じゃないけど650円って!

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