建築士との家作り その6「開業建築士は、ハウスメーカーの設計より上なのか?」

建築士との家作り

ハウスメーカーに決めず粘ってしまった私!

私は、ハウスメーカーC社の方には、「実は今、ある建築士さんにも相談をしている」と正直に説明し、最終返答に関して少し時間が欲しいと告げた。

いい流れをキープして契約に持って行きたかったであろうC社の所長は、一瞬、苦しそうな表情を浮かべたが、快く応じてくれた。

この時私は、「…こんな百戦錬磨の営業所長でも、ちょっとは本音が出るんだな」と思ってしまった。

それだけ、ウチのことは、「ヨッシャもう一息!」と思っていたのかも知れない。

建築士Kは大手ハウスメーカーの対抗馬になるのか???

C社とは一旦距離を置くことにした私だが、妻は、会ったばかりで得体の知れない建築士Kには懐疑的だった。…や、それが当たり前。私にしても、当面抱えていた疑問に答えてもらってスッキリはしたが、この建築士Kの人間性とか、建築士としての実力、また私達との相性なんかは見当がつかない。

それに、そもそも建築士に家の設計を頼み、その設計に従ってどこかの工務店が作り、その過程を建築士に施工管理をしてもらう、というのは、施主に取って一体どういうメリットがあるのかが疑問だった。

だってC社のような大手ハウスメーカーに限らず、地元の工務店にでも、設計から施工まで全部を依頼するのが現代のスタンダードであり、それであれば全部一括で済み面倒臭いことは一切無い。建築士との家作りは、余計に費用が掛かるだけなんじゃないのか?という懸念が膨らむ。

ただ、私には、これまで3社のハウスメーカーに依頼して、ひとつも満足するものが提示されなかった間取りについて、開業建築士ならどうなのか?というところに非常に興味があった。

大して変わらないかもしれないが、ひょっとすると、いいものが出てくるかもしれない…!

その方向で一致した私達夫婦は、手持ちの住宅雑誌の写真を眺め、理想のイメージに近いものに片っ端から付箋を付けていった。そして毎晩、議論を重ね、夫婦ともに納得して満足するイメージを固めた。そして、その後の建築士Kとの打ち合わせで、住宅雑誌を片手に一生懸命、説明した。

建築士Kは、まるで友達の知人みたいな感じで接し、私達の要望を聞きながら、世間話の間に、時折、取材めいたことを挟んできた。

休日は家族で何をしているのか?

同居する義母と妻との距離感は?

私は普段、家でどう過ごしているのか?

来客は多いのか?

と言ったところ。で、妻は妻で、「古さが味になる家を作りたい」と要望していた。生粋の道民である私にはイマイチ理解出来なかったが、本州出身の妻は、北海道で立ち並ぶ家並みを「レゴとか積み木の家みたい」と評し、好みではなかった。

北海道で立ち並ぶ多くの家は、新築のうちは可愛らしかったりスタイリッシュなのかもしれないが、年数を経た時にはみっともなくなるだけで、家として年数を経た時の味わい深さが無いというのだ。

建築士Kに対し、私は「練り込まれた設計」を、妻は「普遍的なデザイン性」を求めたのだった。

 

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