建築士との家作り その12「家作りは建築士Kに依頼決定!」

建築士との家作り

設計士&施工管理者と施工業者

こうして、住宅展示場のハウスメーカー巡りを切っ掛けにして始まった「我が家の家作り」は、最初は考えたことすら無かった「建築士に依頼」という結果になってしまった。

ま、メデタシメデタシ…ということなのだが、この着地に至るまでの2ヶ月間は、私自身が「建築士との家作り」を全然知らなかったため本を買って勉強する期間でもあった。

建築士Kから提示されたプランは私にとって「殆ど完璧」だったのでガシッっと心を掴まれたが、建築士Kとの契約は「設計と施工管理」であり、実際に工事をして家を建てる業者とは別に契約をしなければならない。ハウスメーカーや工務店との契約なら一本で済むところが、私の場合は2本になるのだ。

これに関して「そんなの面倒だし、第一コストアップだな」と考える人は、家作りに関して勉強不足だと私は思う。

家作りは、設計して実際に建てて、引き渡しを受けて引っ越しをして、そこでの暮らしをスタートして初めて『良かったのか悪かったのか』を感じることが出来る。

設計開始から完成までは最短でも半年以上、私は10ヶ月かかった。実際の建造期間は4~6ヶ月で、多くの人の手と時間を費やして、家一軒が出来上がる。契約したからといって、ポンと丸投げして何のトラブルもなく完璧に仕上がったとすればそれはラッキーで、普通は色々あると思う。

では、その工事自体は誰がチェックするのか?

契約者で依頼人である施主がチェックするのが本筋だが、如何せん普通の施主は建築のど素人、自宅の工事が進む様子を眺めてニヤニヤしたり、気持ちよく作ってもらおうという思いから大工さんに差し入れをするのが関の山。

そこでビシッと目を光らせるのが、「建築士である施工管理者」なのだ!

昔は大工の棟梁さんとかが、そのお目付け役を担っていたと思う。しかし、今は分業の時代であり、基礎、骨組み、水回り、電気工事、内装…と、その分野の専門者(別会社)が入れ替わり立ち代わりで工事を進めていく。で、それは誰かが監督していなければならない。

勿論、ハウスメーカーや工務店に全てを依頼しての家作りでも、その役目を担う人物は居る。が、それは同じ会社内の設計管理部門の誰かだったりするのだ。自社の信用に関わることなのでちゃんとやるとは思うが、第三者の「設計者&施工管理者」と比べた時に、さて、どうだろう?

一体どちらが、施主よりの立場で厳しくチェックし、不測の事態に対して大工や業者に対して意見を言い、修正案を提示したりして「施主あっての家作り」を主体的に進めるだろうか?

何しろ設計者本人なのだ。ちゃんと作ってもらわないと設計者としても非常に困る。施主とはちょっと違うが、ある意味、施主以上に出来上がりに注視している人物、この家に関しては一蓮托生の相棒なのだ。こんな人が脇に居たら、施主は心強くて仕方が無いハズ。

これが注文住宅の本来の姿なのだが、現代の日本では効率を重視するあまり、設計者&施工管理者と施工業者が別会社なのは珍しいパターン。全くおかしな話だ。

家作りに悩みに悩んだ末、紆余曲折あったが、結果的に古来本来の姿に辿り着いてしまったことに、私は嬉しさを感じずにはいられなかった。

 

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