ギター講座からの帰還
人生初のギター講座を終えて家に帰ってきたワタシ。興味津々の家族からは、こんな言葉を掛けられる。
妻「ねえねえ、どうだった?」
長男「ギターってさ、最初はどんなことするの?」
次男「お父さん、何か教えてもらった?」
…くっ、まあ、そうだろう。しかし今日のワタシは、ギターには一切触ってないんスよ。
なので、ギターの技法的なことに関しては一歩も進んでおりません。いわば、ギターを通して音楽という世界に踏み込んでいく時の姿勢の手解きを受けたというか…。
ワタシ「ん~、まあ今日はさ、〇〇(師匠)には久し振りに会ったんで色々話とか、あ、あと、この歳になって急にギターを覚えようと思った切っ掛けとかさ…、まあ喋っているうちに、結構、時間が経っちゃってね。」
妻「あ~、そうだろうね。で、楽しかった?」
ワタシ「ああ、面白かったよ、色々新鮮だったわ。」
実際には、マイカーからギターを降ろして肩に掛け、ショッピングモールを闊歩することを筆頭に、ギターを習っていることがなぜか凄く恥ずかしいせいで落ち着かなかったので、少し疲れてしまったのだが、
間違いなく、これまでの人生で一度も味わったことのない豊かな時間だった!
やっぱりギターって難しいっすよ!
そんな風にしみじみと先程までのギター講座を振り返っていると、テンションがいい感じに盛り上がり、自然とギターをケースから出して構えるワタシ。
…待てよ、今なら、何かソレっぽく弾けるんじゃないか…?(何で?)
ふとそんな気になり、ピックを持って弦に「初心者あるある」かもしれない「即席ギター熱」を叩きつける!
ジャーン♪と、それに正直に応えるギター!しかし、ワタシは、その後、どう右手を動かせばいいのかが分からず、中途半端な動きで止まってしまう。
確かにギターの音色は響く…、左手は何も押さえない開放弦というやつなので、音程がおかしいということもないんだけど、
ワタシの欲しい音じゃない! ← クソ素人のくせに偉そう
ていうかワタシは、ジャカジャカジャカジャーン♪とやりたいんすわ。
なんかこう、いかにもギターを鳴らしましたっていうヤツ。聴いている分では実に簡単そうなのに、自分で再現しようと思うと身体が固まるばかり。
ここにきて再び「一見さんお断り」オーラを出してくるワタシのミニギター「S.yairi YM-02」。
チッ、小さいナリで1万円ちょっと(超コスパ高)でワタシに買われたくせに偉そうに…
無言で圧力を掛けてくるミニギターに対して、何とか優位に立ちたかったワタシだったが、やはり、どう扱えばいいのか分からず、主従関係の権力争いは保留にするしかなかった。
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