NITE FLYTEの「ANYWAY YOU WANT」
ワタシが好きなギターの音、そして自分でやってみたいことは、「コード・カッティング」ということがハッキリし、「Long Train Runnin’」という曲に出会った。
そして、カッティングギターの名フレーズを教えてもらい、その甲斐あって60点くらいは出来るようになったが、それをきちんとマスターするよりも、違うカッティングパターンを知りたくなってしまったトンでもなく飽きっぽいワタシ。
他にも「Long Train Runnin’」のようなセンス抜群のカッティングがあるんだろうな~と思いながらYouTubeで『カッティング+ギター+名曲』などと検索していると、ある曲に出会った。
1980年頃にそこそこヒットしたアメリカのディスコ・ファンクグループ
NITE FLYTEの「ANYWAY YOU WANT」だ。
この曲は、私に取ってはギターを始めなければ100%知ることのない曲だった。聴くと全体的にムーディなんだけど、カッティングギターのお洒落感がずーっといいテンポで刻まれている素晴らしい逸品。
「Long Train Runnin’」がアメリカンな大陸感を醸し出すのに対して、「ANYWAY YOU WANT」は『都会の片隅』の『叶わぬ恋』とか『終わった愛』なんかを感じさせる。
…とか何とかそれらしく解説しているが、歌詞を全く見ていないので、全然違う作詞かも知れな~い!!
ま、詩はともかく、エンドレスで流していても全く聴き飽きない名曲です。
BOOWY「唇にジェラシー」
1985年リリース。彼ら3枚目のオリジナルアルバム「BOOWY」の中の1曲。イントロからしばらくは別に好みじゃないんだけど、サビからカッティングが前面に出て、アウトロは『ザ・布袋寅泰』という感じの高速カッティングでフェイドアウトしていく一品。
有名曲が山ほどあるBOOWYの中では目立たないけど、布袋寅泰の代名詞でもある”カッティング”が大好物な人には引っかかる曲。
私はこの2曲のカッティングをマスターしたのか???
さて、ギター師匠の導きを元に、ワタシは一定期間、この2曲のカッティング・ギターに取り組んだ。「ANYWAY YOU WANT」は全フレーズの半分くらい、「唇にジェラシー」はアウトロの部分のみ。
ん~っと表現は難しいが、それぞれの完成度はという点では合格点以下。しかし、世の中に無数にあるカッティング・ギターの音色がどういう技法で鳴らされているのかの一端を知り、そのエッセンスを体感するという意味で、意義の大きなチャレンジだった。
このチャレンジを経て、ワタシは、ギターにおけるカッティングというものがどういうものか?ということが大よそ(あくまで大よそ!)理解できた。
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